【フジ日曜の夜に波乱】千鳥の冠番組『クセスゴ』、突然の“最終回”に視聴者ざわつく…「中居正広問題」から局が“弱体化”

 

　2月23日、大悟とノブによる人気お笑いコンビ「千鳥」のバラエティ番組『千鳥のクセスゴ！』（フジテレビ系、以下『クセスゴ』）が終了することが、「スポーツニッポン」で報じられた。千鳥の冠番組が終わることは、波紋を呼んでいる。

 

　旬な芸人たちが、ふだんとはひと味違う“クセがスゴいネタ”を披露する同番組は、2度のパイロット版を経て、2020年に『千鳥のクセがスゴいネタGP』として木曜日の夜にレギュラー放送をスタート。

 

　2023年4月から、現在の番組名になり、放送時間を日曜日の夜7時に移行した。

 

「千鳥は日曜日の夜8時に『千鳥の鬼レンチャン』（以下、『鬼レンチャン』）も放送しています。曜日変更以降、『クセスゴ』は、『鬼レンチャン』と隔週で2時間スペシャルで放送する形を取っていました。

 

　視聴者からも好評でしたが、2月16日の放送回のエンドロールで、3月2日に『クセスゴファイナル！ 3時間春の大感謝祭スペシャル』が放送されると告知されたのです。

 

　その後、正式に番組が終了するという発表はありませんでしたが、『スポニチ』によれば、同日の放送が最終回になるようです」（スポーツ紙記者）

 

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　突然、最終回を迎えることが明らかになり、Xでは驚きの声が続出。

 

《終わるなんて噂がまったく無かったクセスゴの終了は予想外》

 

《まさかこのタイミングで千鳥のクセスゴを終了させるとは思わなかったな…》

 

《クセスゴ終了はなぜだ！？》

 

『クセスゴ』は、渦中のフジテレビで放送されているが、同番組は日曜夜の“改革”に重要な役割を果たしていた。

 

「2022年から『鬼レンチャン』が日曜日の夜に放送されていますが、フジテレビは2023年4月に大幅な改編に踏み切りました。

 

『クセスゴ』を日曜日のゴールデンタイムに移し、夜9時からダウンタウンの松本人志さんと中居正広さんによるトークバラエティ番組『まつもtoなかい』（当時、2024年2月に『だれかtoなかい』に改題）をスタートさせたのです。

 

　夜7時から9時を千鳥の番組、9時に松本さんと中居さんという大御所タレントの番組を置き、日曜夜のバラエティ番組に力を注いでいたことがうかがえました」（芸能記者）

 

　ただ、2024年1月に松本が“性加害疑惑”を取りざたされ、番組を降板。その年の12月には、中居の「女性トラブル」も発覚し、年明けの1月22日に番組終了が発表された。

 

『クセスゴ』も終わることで、フジテレビ肝いりの“日曜夜”は混乱に見舞われている。

 

「当初、『だれかtoなかい』は2025年3月末で終了すると、一部で伝えられていました。しかし、中居さんの騒動を受け、年明けの放送が差し替えになり、その後も放送がないまま事実上の打ち切りになったのです。

 

『だれかtoなかい』の後番組には、現在夜10時に放送している宮根誠司さんの情報番組『Mr.サンデー』の放送時間を2時間に拡大することが、複数のスポーツ紙で報じられています。

 

『Mr.サンデー』が、夜9時から11時になる反面、バラエティ番組は2本立て続けに終わることになったのです。2年前の改編から考えると、フジテレビの日曜夜のバラエティが“弱体化”する印象は否めませんよ」（前出・芸能記者）

 

　千鳥の冠番組は、終わり方まで“クセがすごい”ようで……。