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坂本冬美の『モゴモゴ交友録』青木 功(82)さんーーボールを置いて構えた瞬間いきなりスイング! あまりの早業にびっくり
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千葉・茂原カントリー倶楽部にて青木功とともに(坂本冬美)
ゴルフ界のレジェンド、青木功さんにお会いしたのも、愛されキャラの親方と気さくで明るい女将さんがいらっしゃる、行きつけのお鮨屋さん『鮨幸』です。
青木さんにお会いして最初に驚いたのは、その体の大きさと厚みでした。公式プロフィールでは180cm80kgとなっていますが、間近で拝見する青木さんは、数字を遥かに超える迫力とオーラがあります。
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しかもです。いつもゴルフクラブを握っている手が、これまた大きくて。わたしの倍は大袈裟ですが、感覚的には1.5倍くらいはありそうに見えました。
親方が握ってくれるお鮨の大きさは、わたしの前に置かれたものと青木さんの前にあるものは同じなのに、青木さんの大きな手で摘ままれたお鮨は、わたしが摘まんだものに比べ、半分くらいの大きさにしか見えません(笑)。
『鮨幸』にいらっしゃるときの青木さんは、いつも奥様のチエさんと一緒。明るくて陽の気に溢れるチエさんの横で、ニコニコしながらお鮨を召し上がっている青木さんは、ダンディで素敵な紳士という感じです。
そんな青木さんがホームグラウンドにしている千葉・茂原カントリー倶楽部は、完全なプライベートコース。2019年に、日本を訪問されたトランプ米大統領と、お亡くなりになった安倍晋三元首相が、青木さんを同伴してつかの間のゴルフを楽しまれたコースとしても有名です。
以前、前川清先輩に連れて行っていただいたことがありますが、もうめちゃくちゃ素敵なコースで。一緒に行った(藤)あや子さんと、「いつもこんなコースでゴルフを楽しめたらいいよね」と、うっとりしながら話をした記憶があります。
「もしかして…青木さんにお願いしたら、またあのコースでゴルフができるかも!?」
「お会いしたばかりで、それを言うのは、ちょっとずうずうしすぎないか?」
いや、それは、確かに、そうなんだけど……でも……やっぱり、もう一度だけ……。欲望がむくむくと頭をもたげます。
助け舟を出してくれたのは、『鮨幸』の女将さんでした。
「わたしが青木さんに頼んであげましょうか」
とおっしゃってくださって……。
否も応もありません。ずうずうしく女将さんのご厚意に甘え、待つこと2週間あまり。届いたのは「いいよ。いつでも使って!」という青木さんのお言葉でした(わたしの想像では、チエさんがそうおっしゃってくださったんじゃないかと思うのですが、モゴモゴモゴ)。
コースで青木さんにお会いすることはほぼないのですが、一度だけ偶然、ラウンド中の青木さんとお会いする機会がありまして。
厚かましいと思いながらも、こんなチャンスはめったにあるものじゃありません。「あのぅ……」と上目遣いに青木さんを見つめ、「一度、スイングを見せていただきたいんですけど…」と切り出すと、なんと! あっさり「いいよ」と言ってくださって。
びっくりしましたが、でも本当に驚いたのはここからでした。
無造作にボールを置いた青木さんは、素振りをすることもなく、構えたと思った次の瞬間、いきなりスイング。
打ったボールは、キーンという音を立て、まっすぐに飛んでいくではありませんか。
な、な、な、な、な、なんなのこの早業は!!
当たり前ですが、わたし程度の人間が、 “ナイスショット!” とか “飛んだね” とか、そんなことを言えるレベルではありません。これこそ、プロが憧れるプロ中のプロ。レジェンドのすごさです。
あらためまして、昨年の文化功労者に選出されたことをお祝い申し上げます。本当におめでとうございます。
さかもとふゆみ
1967 年3月30日生まれ 和歌山県出身『祝い酒』『夜桜お七』『また君に恋してる』『ブッダのように私は死んだ』など幅広いジャンルの代表曲を持つ。現在、最新アルバム『想いびと』が好評発売中!
写真・中村 功
取材&文・工藤 晋
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