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【先駆者の不在】『イロモネア』8年ぶり放送も“初の100万円コンビ”出演なし…“活動休止”状態で「相方と共演なし」の不穏

自宅で本誌に直撃される内村光良(2018年撮影)
2月24日、TBS系の特番『ウンナン極限ネタバトル! ザ・イロモネア〜笑わせたら100万円〜』(以下『イロモネア』)が8年ぶりに放送された。多くの芸人が出演し、激戦を繰り広げたが“常連コンビ”の不在を惜しむ声があがっているーー。
同番組は、出演芸人が「一発ギャグ」「ショートコント」「モノマネ」「モノボケ」「サイレント」の5つのジャンルに挑戦し、各60秒の持ち時間内で、ランダムに選ばれた観客5人を笑わせられるかを競う名物企画。5回のステージをすべてクリアすると賞金100万円獲得となる。お笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の2人が司会を務め、人気を博した。
「2005年に単発特番で放送され、2008年から2010年にレギュラー放送されました。レギュラー終了後は不定期特番となりましたが、最後に放送されたのは2017年1月。2025年2月24日に南原清隆さんの生誕60周年記念特番として、8年ぶりに復活したのです。
EXITや錦鯉などの人気コンビに加えて、レギュラー放送時代、多数出演していたバナナマンや劇団ひとりさんも参加し、計19組出演しました」(スポーツ紙記者)
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錦鯉、ずん、バナナマン、チーム太田プロ(有吉弘行、アルコ&ピース、劇団ひとり、タイムマシーン3号)、シンチャンナンチャン(柳沢慎吾、南原)の計5組が、賞金を獲得し、番組は大盛りあがりで幕を閉じたが、Xでは
《インパルスも出て欲しかったなぁ》
《イロモネアにはやっぱりインパルスがいてほしい》
《インパルス出ないの悲しいな》
《私の中でイロモネアといえば、インパルスだから、見られないの寂しい》
など、板倉俊之と堤下敦によるお笑いコンビ「インパルス」の“欠席”を嘆く声があがっている。インパルスと『イロモネア』には、深い縁があるのだ。
「2005年の番組初回に出演したインパルスは、初挑戦にして5ステージをクリアし、番組初の100万円獲得者となったのです。同年4月の放送回でもチャレンジに成功し、史上初の2連覇を成し遂げました。いわば、100万円チャレンジの“先駆者”だったんです。
その後も、多数出演していたので、常連コンビという印象が強いです。今回、同じく常連だったバナナマンや劇団ひとりさんが出演したので、インパルスが参加しなかったことを残念に思う人もいたのでしょう」(芸能記者)
インパルスは1998年に結成し、板倉の扮する奇天烈なキャラクターに、常識人というポジションの堤下がツッコミを入れるコントで、ブレイクを果たす。2000年代は『爆笑オンエアバトル』(NHK総合)や『エンタの神様』(日本テレビ系)などのお笑い番組に多数出演し、高い人気を誇った。
ただ、近年、2人そろった姿を見る機会は激減している。
「2017年6月、堤下さんが睡眠薬を服用したまま朦朧とした状態で車を運転し、道路交通法違反の疑いで書類送検されました。同年10月にはごみ収集車と追突する人身事故を起こし、謹慎処分に。コンビ活動は休止状態になりましたが、2018年のバラエティ番組『ネタパレ』(フジテレビ系)で2人そろって出演し、復活しました。
しかし、2022年にまたしても、堤下さんが睡眠薬などの影響が残るなか車を運転したとして、道路交通法違反で書類送検され、芸能活動も1年4カ月ほど謹慎することになったのです。3度めの事故以降、コンビの共演はなく、事実上の活動休止状態が続いています」(前出・芸能記者)
堤下は2023年10月から芸能活動を再開し、2024年4月にはバラエティ番組『全力! 脱力タイムズ』(フジテレビ系)で地上波復帰を果たした。ただ、コンビの時計の針は止まったままだ。
「板倉さんは放送中のドラマ『まどか26歳、研修医やってます!』(TBS系)に出演するなど、俳優業が好調。一方の堤下さんも、2019年から公式YouTubeチャンネル『堤下食堂』を開設し、YouTuberとしても活動しています。
すでに、堤下さんが地上波出演を果たしたことから、今回の『イロモネア』で久しぶりにコンビがそろうことを期待した人も多かったはず。2人のなかで、コンビ活動を再開させるタイミングを図っているのでしょうか……」(前出・芸能記者)
もう一度、インパルスが2人そろって、コントを披露する日は来るかーー。