坂口憲二『最後から二番目の恋』で11年ぶり連ドラ復帰！ 難病から復帰後に一貫して見せた “フジテレビ愛”

 

　3月12日、フジテレビが、4月期の「月9」で小泉今日子と中井貴一がW主演を務めるドラマ『続・続・最後から二番目の恋』を放送することを発表した。

 

　一時期、表舞台から姿を消していた坂口憲二の前シリーズからの “続投” 出演も明かされ、期待が高まっている。

 

『最後から二番目の恋』は、小泉演じるテレビ局プロデューサーの主人公と、中井貴一演じる鎌倉市役所で働く公務員の恋を描いた人気シリーズだ。

 

「2012年1月に第1期の連続ドラマが放送され、同年11月にスペシャル版も制作されました。そして、2014年に第2期の『続・最後から二番目の恋』が放送され、今作は第3期となります。

 

　メインキャストの小泉さんと中井さんはもちろん、レギュラーメンバーの内田有紀さん、飯島直子さん、そして坂口さんも出演することが発表されました」（芸能記者）

 

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　おなじみの顔ぶれがそろった人気シリーズが見られることを喜ぶ視聴者も多い。また、Xでは、《坂口憲二さんがテレビドラマに復帰するの？？？嬉し過ぎるのだが》《病気で一旦芸能界を去っていたのに復帰してて出られるの嬉しい》など、坂口の出演に胸を熱くする声も見受けられる。

 

　坂口は、2006年のドラマ『医龍-Team Medical Dragon-』（フジテレビ系）で主演を務め、陰影のある演技で注目を集め、2000年代に多くのドラマで活躍した。

 

　ただ、2018年に国が指定する難病「特発性大腿骨頭壊死症」の治療に専念するため、無期限で芸能活動を休止。のちに当時の所属事務所「ケイダッシュ」も退社し、衝撃を与えた。

 

　今作で、坂口は連ドラへの復帰を果たすことになる。

 

「2023年5月に木村拓哉さんの主演ドラマ『風間公親-教場0-』（フジテレビ系、以下『教場0』）で9年ぶりにドラマ出演した坂口さんですが、出演シーンは少なかったのです。

 

　2010年代に単発のドラマ出演はあったものの、連ドラにレギュラー出演するのは、2014年の『続・最後から二番目の恋』以来、11年ぶりとなります。

 

　同シリーズで、明るい性格ながら深刻な病を抱える青年役を好演したので、坂口さんの演技に期待する人も多いのでしょう」（前出・芸能記者）

 

　久しぶりの連ドラ出演とあって、坂口も力が入ることだろう。今作を放送するのはフジテレビだが、坂口と同社のかかわりは深いようだ。

 

「坂口さんは義理堅い性格で、『医龍』で自身を主演に起用してくれたことをいまでも感謝しています。同シリーズは、2006年、2007年、2010年、2014年と計4シリーズ放送され、坂口さんの代表作となりましたからね。彼のなかで、“フジテレビに育てられた” という思いが強いのでしょう。

 

　現在、フジテレビは中居正広さんの女性トラブルをめぐって、スポンサーが離れるなど、厳しい状況に見舞われていますが、坂口さんとの20年来の “絆” は途絶えなかったといえます」（テレビ局関係者）

 

　2023年9月には、俳優活動のための個人事務所を設立し、少しずつ表舞台に戻っている坂口。ここ数年の活動からも “フジテレビ愛” が垣間見えるという。

 

「木村さんの『教場0』で俳優業を再開し、2024年5月には飯島さんのトークバラエティ番組『飯島直子の今夜一杯やっちゃう？』（BSフジ）でも久しぶりに元気な姿を見せました。

 

　さらに、同年8月の『ほんとにあった怖い話』にも出演するなど、今のところ、坂口さんが復帰後に引き受けたテレビの仕事は、一貫して、フジテレビのものなんです。

 

　連ドラ復帰作として、『最後から二番目の恋』シリーズを選んだのも、坂口さんらしい選択でしょう」（前出・テレビ局関係者）

 

　坂口は、今作の出演に関して、《いま絶賛撮影中ですが、久しぶりに実家に帰ってきたような思いのなかで日々楽しく過ごしています》と、コメントしている。11年ぶりの連ドラで、どんな演技を見せてくれるのか──。