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松重豊、韓国のバラエティ番組で受けた“悪質イジり”が大炎上…海の向こうの『孤独のグルメ』宣伝で起きている“不穏な騒動”
3月19日、松重豊が監督、脚本、主演を務めた『劇映画 孤独のグルメ』が、韓国で公開され、話題を呼んでいる。
ただ、映画に先がけて、松重が出演した韓国のバラエティ番組の内容が物議を醸していてーー。
2012年にスタートしたドラマ『孤独のグルメ』(テレビ東京系)シリーズは、松重演じる主人公の井之頭五郎が、仕事先で“ひとり飯”を楽しむ様子を描いたもの。1月10日から、シリーズ初となる劇場版が公開された。
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「フランスを訪れた主人公が、依頼者から子どものころに飲んだスープのレシピと食材を探すよう頼まれ、わかずかなヒントを頼りに、フランス、韓国、長崎、東京などを駆け巡る物語です。ロケ地の一つに巨済島(コジェド)が選ばれ、韓国俳優のユ・ジェミョンさんが出演しています。『孤独のグルメ』は韓国でも人気のため、松重さんは宣伝も兼ねて、韓国のテレビやネット番組に多数出演していたんですよ」(スポーツ紙記者)
松重は、韓国の動画配信サービス「Coupang Play(クーパンプレイ)」のバラエティ番組『会社員たち』にゲスト出演した。ただ、同番組の内容をめぐって“不穏な騒動”が勃発しているという。
「韓国のコメディアンのキム・ウォンフンさんが『韓国人が喜ぶ言葉があります』と言い、彼が発した言葉を、松重さんが韓国語で繰り返す流れになりました。松重さんは、周りの出演者にうながされる形で、『愛してるよ、ソン・フンミン(韓国のサッカー選手)』、『愛してるよ、江南スタイル(2012年にヒットしたラッパーのPSYの楽曲)』など、韓国語で話していました。
すると、キムさんが『キム・ヨナより浅田真央が……』と、言わせようとしたのです。周りの出演者が慌ててキムさんの口をふさぎ、『そういうのやめな』と、たしなめられました。それまで、和やかな空気でしたが、浅田さんとヨナさんの名前が出た途端、緊張した空気になりました。一連のやりとりが切り抜きされた動画がXで拡散され、多くの日本人の目にも留まることになったのです」(芸能記者)
松重が韓国のバラエティ番組で“イジられた”場面だったが、このやりとりに関して、Xでは
《松重さんてかなりキャリアある役者さんだと思ってるから外国に行くとそれが関係なくなるからリスペクトも無くなってこんなおもちゃにされてるの本当に胸糞だな》
《言葉が分からないことをネタにして笑いを取るのって、どう考えても雑で失礼だし、見てて不快になる》
《普通に笑いのセンスもないし、なんだこれ 誰が見るの》
《いまだにキムヨナより浅田真央が…みたいなノリやってんの 周りが止めたからまだマシだけど松重さんにも失礼だし真央ちゃんとヨナにも失礼だよ》
など、批判の声が続出している。思わぬ形で炎上した背景に関して、前出の芸能記者が説明する。
「日本でベテラン俳優にあたる松重さんが、不慣れな韓国語をしゃべらされる様子を見て、茶化されているように感じた人も多かったのだと思われます。また、フィギュアスケートでライバル関係にあった浅田さんとヨナさんは、これまでも韓国メディアで比較されることが多く、その伝え方をめぐって、批判を集めたことが多々ありました。
キムさんはほかの出演者に注意されて途中で止めましたが、当初、2人に優劣をつけるかのような表現を松重さんに言わせようとしたため、悪質な“イジり”に疑問を抱く人もいたのでしょう。松重さんは終始、笑顔を見せていましたが、この話題には少々困惑する表情を浮かべていました」
今作で監督を務める松重は、ロケ地に韓国を選び、韓国俳優も起用していた。彼にとっては、韓国に対する特別な思いがあるようだ。
「福岡出身の松重さんは、小さいころから韓国のラジオを聞き、現地の食文化に興味を持っていたようです。『食』がテーマの作品を手がけるにあたって、韓国で撮影したいと考えていたのでしょう。
映画『孤独のグルメ』は、2024年10月の釜山国際映画祭で日本に先がけて上映されました。松重さんは映画祭の記者懇親会で、日韓関係について『どんな状況になっても、このドラマを愛していただける限り、僕は韓国に来て笑顔を振りまく覚悟はできている』と、意欲を見せるコメントをしていました。
松重さんの映画にかける特別な思いを知る韓国ファンも多いのです。そのため、今回のキムさんの発言に関して、彼のInstagramのコメント欄には『松重さんに謝ったほうがいい』など、韓国の視聴者からも疑問を呈する声が寄せられています」(前出・芸能記者)
日本でも、韓国でも、見る人が笑顔になる番組を作ってほしいが……。