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今田美桜 下積み時代経て朝ドラヒロインへ!台本にふせんやマークの超努力家

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記事投稿日:2025.03.28 20:30 最終更新日:2025.03.31 15:55
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
今田美桜 下積み時代経て朝ドラヒロインへ!台本にふせんやマークの超努力家

朝ドラ『あんぱん』(NHK)で主演を務める今田美桜

 

「(主人公の)のぶはハチキン(勝ち気な女性)の女の子で、とにかく走っています。下駄で走るのは大変だったんですが、どんどん速くなって、撮影するスタッフさんが追いつけないくらいになりました(笑)」

 

 そう挨拶したのは、3月31日に放送開始する連続テレビ小説『あんぱん』(NHK)に主演する今田美桜。『あんぱん』第一週の完成試写会では、「私自身もまず視聴者として楽しめた」と自信をうかがわせた。

 

 

 今田が演じるのは、漫画『アンパンマン』の作者兼漫画家・やなせたかしの妻をモデルにした役。クランクインは2024年9月で、主人公の地元である高知でのロケだった。1年間を通して同じ役を演じることが初めてだという今田は緊張しているかと思いきや、「高知が懐かしい」と満面の笑顔を見せた。

 

「今田さんはとにかく楽屋に引っ込んでいる印象がなく、前室だったり、スタジオのモニターの前だったり、常に誰かに囲まれています。朝の挨拶もかかさず、今田さんからで気持ちいいですよ。土佐弁を指導してくださる人と一緒にイントネーションをチェックして、入念に練習しています。

 

 一方、やなせたかしをモデルにした役の北村匠海さんは常にペンを握っていつも黙々と漫画を描いています。本物の漫画家らしく、少しでも描くことに慣れなければという思いなのでしょう。今田さんは横を通ると、必ず何を描いているのか“採点”するように覗き込んでいきます。実際に2人のなかは非常によく、今田さんがコーヒーが好きだからと、北村さんはコーヒーメーカーを差し入れしてました。今田さんは気に入ったようで、ちょこちょこ飲んでいますよ」(ドラマ関係者)

 

 今田が朝ドラの現場で毎日楽しそうにしているのは、女優デビューした目標が「朝ドラのヒロインになること」だったからだ。

 

「朝ドラのオーディションは17歳のときから毎年のように地元・福岡から受けに来ていたそうです。結果がその日のうちにわかるため、日帰りで福岡に戻ったときもあったそうで、帰りは本当に悔しくて仕方なかったそうです」(同前)

 

 そんな無名時代の今田は2016年に福岡県柳川市をPRするために結成された3人組のグループ「SAGEMON GIRLS」に加入。柳川市に縁がなかったため、市について自ら勉強し、仕事に臨んでいたという。当時、市のPR動画の撮影に携わったスタッフが懐古する。

 

「ダンスシーンがあったんですが、タイミングが合わず、何回も撮り直していました。みんな、疲れて足も上がらない状態なのに、今田さん一人だけ、楽しそうでした。ファンの方から、履いていた足袋の刺繍を『すごくかわいいですね!』と声をかけられると、見えやすいよう足を前に出していました」

 

 その後、めきめきと実力を伸ばし話題作にも次々出演。国民的女優の仲間入りを果たした。

 

「今田さんは、どうしても童顔からくる幼さのイメージが先行してましたが、芝居をさせると『骨太の演技をする』という評判です。しかも、共演者はもちろんスタッフとも瞬時に打ち解ける天才のようで、一度共演したベテラン俳優などからはとても可愛がられてますね。2024年10月に亡くなられた西田敏行さんも『美桜ちゃん、美桜ちゃん』とデレデレで、その姿を垣間見た米倉涼子さんから『このエロじじい』と、からかわれて現場では盛り上がってました。

 

 今田さんは芝居に対して貪欲ですね。今の若い子では珍しいタイプ。今田さんは台本に丹念にマークしたりふせんを貼ったりして、ドラマ終盤になると台本がクシャクシャになってるんです。必ず同じ台本を3冊もらうそうで、暗記用とか現場用とかに分けて使っているみたいです」(テレビ関係者)

 

 そんな今田が現場の雰囲気づくりなど、ことあるごとに助言をあおいでいるのが、2018年の朝ドラ『半分、青い。』で主演を務めた永野芽郁だ。

 

「2019年のドラマ『3年A組ー今からみなさんは、人質ですー』(日本テレビ系)で、2人は共演しています。大事なシーンの前の夜、今田さんを心配した永野さんから『あなたなら大丈夫』と電話がかかってきて以来、2人は大親友に。以来、恋人がいない同士で、毎年クリスマスイブをホテルを予約して楽しむ仲にまでなったのだそう。今でもおそろいの熊のパジャマを着て、ラーメンを食べる女子会をしたり、会えない時はビデオ通話で他愛ない話をしているそうです」(前出・ドラマ関係者)

 

 地方アイドルをしていた下積み時代を経て、博多っ子はとうとう朝ドラヒロインの夢を叶えた。

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