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田村正和の車に当て逃げした「黒柳徹子」田村の大物ぶりを語る
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.02.08 11:00 最終更新日:2018.02.08 11:00
タレントの小堺一機が、2月2日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した。
番組で、司会の黒柳徹子からモノマネのリクエストを受けた小堺は、持ちネタの萩本欽一や石原裕次郎などを次々披露しては黒柳を笑わせていた。
小堺の有名な持ちネタの1つである田村正和。かつて本人と現場で一緒になる機会があり、こんなやりとりがあったという。
「田村さんて、1つのシーンが終わると自分の部屋(楽屋)にお帰りになる。その間にみんな照明を変えたりして。それでチェック(映像)を見てたら、『小堺さんはどうですか?』とおっしゃるから、『僕は大丈夫です』って答えると『それなら大丈夫です』っていなくなられた」
そのすきに小堺は、チェックで流れたシーンを、スタッフたちに1人2役のモノマネで再現したという。
「みんな笑ってくれて。『(本人に)言わないでね』って言ったら、『僕たち(田村とは)口がきけませんから』って。『よかった』と思って、次のシーンを撮ってチェックしてたら(田村が)『モノマネしてるんだって?』と。僕の方見ないんですよ。『ちょっとやって』と。『すいません、21くらいからずっとやらせてもらってます』と言ったら、『聞きたいなあ』とおっしゃったんです」
普段から萩本欽一に「困ったときほどすぐやれ」と教えられていた小堺は、田村の横で恐る恐るモノマネを披露したという。
小堺はその結果を「『ハッハッハッハッ』って4回だけ笑って、『お疲れっ』て帰って行きました」と振り返っていた。
この話に黒柳は大爆笑。ここで黒柳も田村とのある接点を語り始める。
「私1回あの方の車にぶつけたことがあって。六本木のところで。夕暮れ時でね、私がちょっと下がったら『ドンッ』っていったんですよ。(側の)金網のところにもぶつかってたから、こっちかもわかんないって。そしたら後ろの車からレインコート着た人が出て来て、スッと(車を)見てスッと(車に)入ったのよ。『いまの田村正和さんじゃないかな?』と思ったんですけど、『何にもおっしゃらないから、何でもないんだろうな』と私、行っちゃったの」
当て逃げとして訴えられてもおかしくない状況だが、その後の顛末についてこう続ける。
「ずいぶんしばらくたってから、こちら(『徹子の部屋』)に田村さんがいらして。『あのときの、田村さんだった?』と聞いたら『そうです』って言われちゃって(笑)。『ごめんあそばせ、私ってわかりました?』『ええ。騒ぎが大きくなると面倒くさいなと思って黙ってました』って」
黒柳の奔放さと、昭和の名俳優である田村の優しさがよくわかるエピソードである。