「今じゃねえ！」と怒鳴られ…ゆきぽよが明かした“二郎系ラーメン”でのトラウマ経験、識者が明かす初心者の心得とは

 

　オーダー時のコールのわかりにくさや、店舗によって微妙に異なる独自ルールの存在が、しばしば物議を醸す「二郎系ラーメン」（ラーメン二郎のインスパイア系店舗のこと）。

 

　タレントのゆきぽよが、ある二郎系ラーメンの店舗に初めて行った際の出来事がトラウマとなり、その後行けていないことを明かし、話題となっている。

 

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「ゆきぽよさんは、3月30日の『ABEMA的ニュースショー』に出演。『観光地や常連客の集う場所で独自のルールを知らずに怒られたこと』というテーマのなかで、初めて訪れた二郎系ラーメン店での体験談を披露しました。一般的な飲食店の感覚で、食券を買ってから『すいません』と店員に声をかけたところ、『今じゃねえって怒られちゃって』と、想像もしていなかったリアクションが返ってきて驚いたそうです。

 

　さらに、ゆきぽよさんは『二郎系ラーメンって、みんな呪文みたいな“マシマシ”“モリモリ”みたいに言うじゃないですか。それを調べなかった私も悪いんですけど、初めて行ったときにうまく言えなくて』と、注文時のコールの難しさに戸惑ったそうです。その際、店員やお客から冷ややかな目で見られたことで、行きづらくなってしまい、それから1回も行けていないと語りました。たしかに初めて行ったお店で、食券を渡そうとしたら『今じゃねえ』なんて言われたら、普通は萎縮してしまうでしょう。ゆきぽよさんが少し気の毒に思える話でしたね」（スポーツ紙記者）

 

　では、ゆきぽよのように初めて行く人は、どうすべきだったのだろうか？　熱狂的な“ジロリアン”（ラーメン二郎の熱狂的ファン）にして現役プロボクサーで、毎日ラーメンを食べるラーメンYouTuberでもある、ジロリアン陸氏に見解を聞いてみると、「僕はラーメン二郎が好きすぎるので、二郎インスパイア系の店舗には、ほぼ行かないのですが……」と前置きしつつ、食券に関してのアドバイスを聞かせてくれた。

 

「ラーメン二郎の例でいえば、食券購入後、お客さんが並んでいる場合はそのまま列に並び、店員さんから『食券見せてください』と言われれば、食券を掲げて見せます。何も言われず並び終わって席に着いた場合は、カウンターの上に食券を置きます。また並ばずに着席できた場合も、やはりカウンターの上に食券を置きます。

 

　食券を買うタイミングに関しては、列に並ぶ前だったり、列の前方に来てからだったり、店内に入ってからなど、店によって違いがあるので少し難しいです。しかし食券を渡すタイミングは基本同じで、『座ったタイミングでカウンターの上に置く』なので、そんなに難しく考えることはないと思います」

 

　陸氏によれば、基本的に「店員さんに声をかけて食券を渡す必要はないです」とのこと。「ただ」と、陸氏が続ける。

 

「正直、ゆきぽよさんの件については、店員さんに腹立たしさを覚えます。この場合でいえば、『今じゃねえ』という客として見ていないような高圧的な言葉ではなく、『食券はあとでもらいますね』と伝えれば、誰も嫌な思いをしないで済んだはずです。

 

　そりゃ、毎日、ゆきぽよさんと同じようなお客さんが何人もいて苛立つ気持ちはわからないでもありませんが、だとしたら、大きく注意書きとして書いておくとか、常々、声に出して喚起するとか、方法はあるはずなんですよ」

 

　食券を渡すタイミングを間違えてしまっても、責められることではないという。

 

「逆にお店側はなぜ、お客さんが皆、お店の決めたルールを知っていると思っているのか。悪い意味で、接客に慣れてしまっているのだと感じます。

 

　どこの店員さんも、お店を出した頃はそうでなかったはずなんです。初心を思い出してラーメン屋さんとして普通に接客してくれたら、僕たち客も普通においしくラーメンをいただけるのかなと思います。

 

　ちなみに、今回、ゆきぽよさんが行かれたのは二郎系ラーメンとのことですが、ラーメン二郎ファンの僕からするとラーメン二郎の印象を悪くしないでほしいです。ラーメン二郎は、そんな怖いお店ではないので、ゆきぽよさんにはこれに懲りずに、行ってみてほしいですね。ごく一部の店員のせいでラーメン二郎は怖いと思われるのは、ファンの僕としても許せません！」

 

　ゆきぽよには同情するしかないが、威圧的な店員も困りものだ。