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【オファー絶えない業界絶賛の女優】岸井ゆきの 春ドラマの撮影現場で見せた「共演者との雰囲気づくり」、背景に“遅咲き”の過去

2025年3月、ドラマ『恋は闇』(日本テレビ系)のロケをしていた岸井ゆきの(写真・伊藤 修)
4月16日に放送開始する新春ドラマ『恋は闇』(日本テレビ系)。“実力派”との呼び声が高い俳優・志尊淳と女優・岸井ゆきのによるW主演が発表され、話題になっている。
「今作は、『愛した男は、連続殺人鬼なのか──?』というキャッチフレーズを掲げており、原作ナシ完全オリジナルの恋愛ミステリーです。都内で起こる連続殺人事件を、志尊さん演じる週刊誌の記者と、岸井さん演じるテレビ局のディレクターが解き明かしていくという内容です。
キャストには、田中哲司さんや西田尚美さん、萩原聖人さんなど実力派俳優が名を連ねており、監督は大ヒットとなった『あなたの番です』の小室直子さん。局の本気度がうかがえますね」(芸能関係者)
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ミステリー作品ということもあり、重厚なストーリー展開が想定されるが、実際の撮影現場では対照的に“黄色い声”が飛び交っていた。
「主演の岸井さんが、どんな共演者にも積極的に話しかけていて、みんながリラックスして撮影ができる環境を作ってくれています。志尊さんとのシーンが多いので、2人とも監督とよく話をしながら演技を煮詰めていってますね。岸井さん自身、ずっと小劇場をベースに活動していて、いわゆる“遅咲き”と言われている俳優さんなので、まだ無名でも一生懸命頑張っている役者さんも応援したいという気持ちが強いんでしょう。
撮影もほとんどNGを出すことなく順調に進んでいて、たまたま撮影日が志尊淳さんの誕生日だった日は、みんなでお祝いしたり和やかなムードで撮影できています。
志尊さんは、現場に女性のマネージャーと来ています。彼女に対して『お弁当食べた?』とか気を遣っていますね。今作が2クール連続でのドラマ出演だそうで、初めてのことに戸惑っていたようですが、クランクインしてからは文句ひとつ言わずに頑張ってますよ。現場では、礼儀正しく、協調性があり、そのうえ、親しみやすいため彼のことを悪く言う人はいません。以前からトランスジェンダーの役など難しい役柄にも挑戦したりと、業界内でも評判が高いですね」(ドラマ関係者)
現場スタッフから大好評の主演組。特に、岸井ゆきのについて、下積み時代から彼女のことを知るテレビ局関係者はべた褒め状態だ。
「高校生のときに山手線のなかでスカウトされて、2009年に芸能界デビューを果たした岸井さんですが、しばらくは、エキストラなど台詞のない仕事が続き、自分で劇団のワークショップに参加していました。2016年放送のNHK大河ドラマ『真田丸』など大きな作品に出演するまでには時間を要しており、まさに苦労人ですよ。
演技力に関しては、2023年には『日本アカデミー賞』最優秀主演女優賞を受賞するなど折り紙つき。大学院生から新人教師にタクシー運転手など演技が幅広く、どんな役を演じても自分の色で演じる俳優さんです。そういう部分は奈緒さんに似ていると思います。出演作品もメジャーなものばかりでなく、インタビューで『ただ好きで映画を観ているだけで安心する』と答えているだけあって、大手映画会社制作ではない作品にも積極的に参加しています。実力や名前が売れている割には、ギャラも高くなく、出演オファーは絶えないと聞いています」(テレビ関係者)
毎週水曜22時に放送予定の『恋は闇』。裏番組には『水曜日のダウンタウン』など人気番組が控えているが、実力派の演技で視聴者を釘付けにできるのか……。