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八代亜紀さん、アルバムに「プライベート写真」掲載で事態が泥沼化…弁護士に聞いた「名誉毀損」の可能性

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記事投稿日:2025.04.15 21:00 最終更新日:2025.04.15 22:33
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
八代亜紀さん、アルバムに「プライベート写真」掲載で事態が泥沼化…弁護士に聞いた「名誉毀損」の可能性

 

 

 2023年12月に亡くなった、八代亜紀さんのアルバム「八代亜紀 お宝シリーズ 第一弾 忘れないでね」(ニューセンチュリーレコード)が、発売予定日の4月21日を前に、混沌とした状況になっている。

 

「アルバムには、八代さんが生前に録音していた『舟唄』『石狩挽歌』『雨の慕情』など、珠玉の10曲が収められています。ファンにとってはまさに『お宝』なのですが、そのアルバムに、ポラロイドカメラで撮影された八代さんのプライベートフルヌード写真2枚が封入されているのです。

 

 そのため、ファンなどから『故人を冒涜するな』と批判の声があがり、オンライン署名サイト『Change.org』では、八代さんの尊厳を守ろうということで、販売差し止めの署名運動が始まりました。4月15日19時現在、4600名以上が賛同しています」(芸能担当記者)

 

 

 そうしたなか、八代さんが生前に所属していた「ミリオン企画」が4月14日、代表取締役社長・大野誠氏の名前で「報道にあるニューセンチュリーレコード社発表の問題作品について」と題した声明を、公式サイトで発表した。

 

 同社は、八代さんの遺族や外部弁護士との間で議論を重ね、《刑事民事を問わず、あらゆる手続きの準備を進めている》として、管轄警察署等へも相談。死者の名誉毀損罪、「フルヌード写真」に関するわいせつ物頒布等罪、解散法人において営業活動をおこない、収益を上げることの税法上の問題点などを訴えの対象にしているという。

 

 ミリオン企画のサイトには4月14日現在、ニューセンチュリーレコードからの返答はないとも記されているが、ニューセンチュリーレコードはかねてから同社のInstagramに《すべての所有権を有しており売買契約書もございます》《どなたのイヤガラセを受けようとも受けて立つ所存ですし問題の写真類一式を買い取って頂ければお譲りする》など、強硬な姿勢を表明していることから、事態の収拾は容易ではないことが想像される。

 

 果たして、ミリオン企画の訴えは認められるのか。元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士に聞いた。

 

「写真の内容にもよりますが、たとえば全裸で乳首や陰毛などが写っていれば、わいせつ物になり、それを買ってくれた方すべてに公布すれば『わいせつ物頒布等罪』に問われる余地はあります。

 

 一方、『名誉毀損罪』ですが、結論から言うと、成立は難しいと思います。一般的に名誉毀損罪は、生きている方の社会的評価を下げることで成立します。ただ例外として、亡くなった方の社会的評価を下げる場合も名誉毀損にはなるのですが、虚偽があったときに限って成立します。

 

 今回でいえば、写真(の被写体)が八代さんではなく、別人の“なりすまし”で、それを八代さんとして頒布したときなどです」

 

 アルバム発売まで1週間を切った。ゴタゴタはまだ続きそうだ。

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