エンタメ・アイドル
ひょっこりはん、子供を持つお母さんから感謝される「いないいないばーしても笑わなかった赤ちゃんが笑った!」

4月15日放送のラジオ番組『大島由香里 Brand-New Morning』(TBSラジオ)に、ひょっこりはんがゲスト出演していました。
『ひょっこりはん』の由来について、コンビを解散して自分のキャラクターをぎゅっと煮つめた芸名をつけようと、まずは名前から考え始めたそうです。
【関連記事:ひょっこりはんが後輩と語り合う「本能のままのネタ作りを」】
「最初に考えたのが『顔』だったんですよ。『顔が変』というのをずっと言われていたので(笑)。それを思い返して『顔か~』って。この顔が出てくるのがなんとなく面白いなというところから『ひょっこり』ができて。『これだ! ひょっこりだ!』って」
と回想していました。
芸名にこだわった理由について、「商品もね。お菓子とか食べ物とかも『この名前だったら売れなかったけど、これだったら売れる』みたいなのがあるじゃないですか」と話すと、MC・大島由香里さんは「ありますよね。『お~いお茶』にしてから売れたとか」と応じます。
「それと同じ感覚です。ピタッと自分を説明する名前があれば迷わないし、自分が最大限に発揮できるというのを名前につけたかったんですよ」
と回答。大島さんから『ひょっこりさん』や『ひょっこりくん』ではなく『ひょっこりはん』にした理由を聞かれると、「『ひょっこりはん』のほうが、ちょっと抜けた感じがする」と答えていました。
筆者は以前、ブレーク当時のお話を、ひょっこりはんに伺っています。
ひょっこりはんがブレークしたきっかけは、前年から年をまたいですぐの2018年放送『おもしろ荘!今年も誰か売れてSP』(日本テレビ)。ひょっこりはんの2018年の仕事始めは同番組で、仕事納めは、同年末に生放送された『NHK紅白歌合戦』でした。2018年はひょっこりはんにとって激動の1年だったのです。
「(2018年は)ほぼ1年休みがなかったですね。CMを撮っている間にテレビの収録に行ったり、マネージャーに『その新幹線に乗ってください!』って言われて、閉まりかけのドアにギリギリ乗り込んだり。それでも、収録の途中からの参加になったり。僕、去年のことは、忙しすぎて、あんまり覚えてないんです」
ブレーク当時のお話を聞いて印象的だったのは、ひょっこりはんが老若男女問わず、すべての世代に受け入れられていたことです。
「以前、『いないいないばぁーをやっても笑わなかった赤ちゃんが、ひょっこりはんをやったら笑った』と、お子さんを持つお母さんから感謝されたことがあるんですよ」
古の時代から赤ちゃんを笑わせてきた「いないいないばー」に「ひょっこりはん」が勝利したとは驚きです。
女子中高生に人気のファッション誌『Popteen』の取材をひょっこりはんが受けた際は、女子高生モデルも同席していたと言います。
「取材のときにいた女子高生モデルに、『学校でも流行ってますよ』と言われました。撮影中も、ひょっこり顔を出すネタをやったんですが、ずっと女子高生モデルが『じわる~!』と言ってました。 できることなら『じわじわ』ではなくて、すぐに笑ってほしかったのですが……(笑)」
筆者がひょっこりはんの取材をしたときのカメラマンさんは70代だったのですが、そのベテランカメラマンが「彼は伸びそうだね」とおっしゃっていました。
赤ちゃんから年配の方まで幅広く愛された、ひょこりはん。現在はロングラン公演中の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』のロン・ウィーズリー役を演じていると、同ラジオ番組で話していました。
ひょっこりはんが、ハリー・ポッターの舞台セットのどこからかひょっこり出てきたら、観客は『じわる~!』どころか即爆笑すること間違いないでしょう。