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元ジャンポケ斉藤、480円のバームクーヘンを700円で “転売” 報道…修行先の洋菓子店オーナーが本誌に語っていた「苦境」とは

《新座での2日間、誠にありがとうございました。ご購入いただけなかったお客様には、大変申し訳ございませんでした》
5月6日、自身のXを更新したジャングルポケットの元メンバー、斉藤慎二被告。同月3・4日、埼玉県新座市内でおこなったバームクーヘンの出張販売を受けての投稿だ。
2024年7月、東京・新宿区内に停車していたロケバス内で20代女性に性的暴行を加えた疑いで、活動休止に追い込まれていた。2025年3月には、東京地検から在宅起訴されたことが報じられている。
所属していた吉本興業からマネジメント契約解除を言い渡され、すっかり表舞台から姿を消すことに――。芸能界復帰が絶望視されるなか、かつての “人気芸人” が復活の狼煙に定めたのが、冒頭で触れたバームクーヘン事業だ。
【関連記事:斉藤慎二被告、群馬のバームクーヘン販売が大盛況!持ちギャグ「はぁ〜い!」連発で1500個が完売】
4月25日、Xを更新し、《この度、バームSAITOUという販売店で、STUMPという商品名で私自身がバームクーヘンを販売することとなりました》と、新事業の立ち上げを宣言した。
「投稿では実際の出店場所と日時も告知しており、初回が4月27・29日に群馬県高崎市。間を置かず、2回めの出店が埼玉県新座市でした。ふたを開けてみれば、いずれの日も大盛況で、開店前から100人以上の行列ができたそうです」(芸能記者)
斉藤の出店にかける気合の入れようは、はたから見ても相当なものがあった。高崎の出店会場に足を運んだ近隣住民が語る。
「斉藤さんは、開店の1時間近く前に姿をあらわし、ポスターや幟旗(のぼりばた)、値段表などを貼る作業を汗だくでこなしていました。開店30分前には100人ほどの行列ができていましたが、後方まで歩きながら手を振ったり声をかけたり、ファンサービスも欠かしませんでした。
いざ開店すると、持ちギャグの『はぁ〜い!』を何度も叫び続け、最後には声がかすれていましたよ(笑)。15時すぎに閉店したようですが、13時半ごろには1500個ほど用意されたバームクーヘンがほぼ品切れ状態だったので、並びはしたけど購入できなかった人も多かったのでは。
元芸能人の集客力もさることながら、写真やサインにも快く応じる神対応ぶりに感心させられました」
本誌は以前、斉藤が北関東の “洋菓子工場” で働いていた事実を報じている。知人の紹介で工場を手伝い、洋菓子製造のノウハウを学んでいたというが、その “修行” の成果がバームクーヘン販売だったわけだ。再起に向けてこれ以上ない好スタートを切ったように見える一方で、“不穏な報道” も――。
「『週刊女性PRIME』によると、斉藤さんが販売していたバームクーヘンが、群馬県の有名バームクーヘン専門店の商品ではないかと指摘する声があるというのです。そのお店の商品に自身のブランドのロゴシールを貼り、さらに、仕入れ価格を上乗せした高値で “転売” している……と仄めかす記事です。
確かに斉藤さんの商品を確認すると、製造者はその専門店の社名が表示されており、同じ商品なのは間違いないようです。
ただ、斉藤さんが来店客に語ったところによると、もともとバウムクーヘンの製造元と縁があったそうです。斉藤さんが『自家製』と謳っているわけでもないし、製造元と合意をとったうえで販売していると考えるのが妥当ではないでしょうか」(前出・芸能記者)
ちなみに、バームSAITOUで販売しているバームクーヘン「カットバウム」は税込700円。専門店の公式サイトだと、同じ商品が480円だ。なるほど、かなり強気な割高価格なのは否めない。
そうせざるを得なかった斉藤の事情を明かすのは、斉藤が “修行” した洋菓子店のオーナーである。以前、本誌記者が直撃した際、次のように語っていた。
「斉藤としては身の振り方を模索している最中で、一生懸命前向きにやっています。でも商売するとなっても、いまは資金もないし、店舗とか借りられないでしょ。そういうなかでどういう方法があるのか、何をするのかということを考えているんだと思います。
彼、妻子と別居しているらしくて。完全に離婚してはいないけど、子供に会わせてもらえないそうです。だから、『どうにか金を稼ぎたい、それで家庭を取り戻したい』と、真剣に言ってましたよ。奥さんに『赦しを乞いたい』と。
私たちも応援したいけど、『資金面に対しては協力できることはないよ』と伝えています。自分の力で働いて、とりあえずその場を凌ぐお金を稼いで、それで独立する方向を考えないとチャンスはない。芸能界に戻るってより、現実的にどうするかを本人はいろいろ考えていますね」
起訴された件が片づく前にバームクーヘン販売に踏み切ったのも、自身を取り巻く “苦境” が大きかったようだ。
「彼が示談しなかったのも、被害者の提示した示談金が、いまの彼に折り合える額でなかったそうです。金額をはっきりとは言わないけど、『高すぎて払えない』って泣いていました。
ちょうど中居(正広)くんの件で示談金が数千万とか噂があったじゃないですか。被害女性もそれを見ていたんでしょう。本人は、『もっと低い金額を提示したけど、全然受けいれてもらえなかった』と悩んでいました」(前出・洋菓子店のオーナー)
Xの投稿によると、次回のバームクーヘン販売場所は5月10・11日、埼玉県羽生市だ。自らの過ちに向き合って、斉藤が家庭を取り戻す日はいつか来るのか――。