【SMAPと対照的】嵐の解散コンサートで浮き彫り“性暴力”で潰えた国民的グループとの残酷な格差

 

　5月6日、嵐は来春のコンサートツアー開催をもって活動を終了することを発表した。長らく活動を休止していた同グループは、これで事実上の解散となる見込みだ。

 

　ファンクラブサイトの動画で相葉雅紀はツアーについて、活動休止前の2020年にコロナ禍で有観客ライブをおこなうことができなかったことに触れ、「ファンの皆さんに直接、感謝の思いを伝えるため」と説明した。

 

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「1999年のデビューから25周年の節目に下した大きな決断は、まさに日本中に大きな衝撃を与えました。一方、相葉、松本潤、二宮和也、櫻井翔、そして大野智の5人が活動休止以来、約4年半ぶりに顔をそろえたことに多くのファンは感動しました。間違いなく、来春のコンサートツアーは伝説的なものになるでしょうね。国民的アイドルグループが有終の美を飾るわけですから」（芸能記者）

 

　そして今、嵐とはすべてにおいて対照的な存在としてとある国民的グループの名前があがっている。

 

「SMAPですね。2016年末に解散した際、黒スーツ姿のメンバー5人が『SMAP×SMAP』（フジテレビ系）で謝罪する様子は『公開処刑』『見せしめ』と批判が殺到しました。その後、5人はそれぞれ別の道を歩んだとはいえ、同じ芸能界にいたことで、まさに嵐と同じようにいつか同じステージに立ち、ファンに向けた“本当のさようなら”を言う日が来るのではないかと噂されていました」（同前）

 

　だが、こうした“夢”は2024年末に発覚した“性暴力事件”ですべてが消え去ることになった。

 

「中居正広さんがおこしたフジテレビの女性アナウンサーとのトラブルです。同事件はフジテレビそのものを揺るがす問題へと発展しました。結局、事件を調査した第三者委員会は、中居さんの行為を“性暴力”と認定しました。SMAP解散後もソロのタレントとして着実にキャリアを積み上げてきた彼が、一瞬で芸能界追放という事態になりました。もはや復帰の可能性は限りなくゼロに近いでしょうね」（前出・芸能ジャーナリスト）

 

　X上では、SMAPファンから嵐の解散コンサートに対し“羨望の声”まで出ている。

 

《嵐ラストコンサートがあるのは羨ましい。SMAPの再結成をずっと待ち望んでいたけど、中居くんの一件でほぼ諦め気味になってる》

 

《SMAPと嵐の違い…SMAPファンは悲しいよ…いい感じで終わる嵐 違和感ばかりのSMAPの最後 そして今回の中居くんの件》

 

　芸能プロダクション関係者はこう語る。

 

「中居さんは2018年12月、自身の番組『中居正広のキンスマスペシャル』（TBS系）でタッキー＆翼の滝沢秀明さんに対し『僕個人は、怠った人間』としたうえで、『。（マル）で幕引きができなかった』と告白。つまり、きちんとグループとしての最後をファンに見せられなかったと後悔を打ち明け、『ちゃんと“。（マル）”を付けて活動を終了させなさい』と言っていたことがありました。まさに嵐は解散コンサートという“マル”をつけることになるわけですが、SMAPは真逆です。中居さん本人は“×印”を背負ったまま消えてゆくことになりました」

 

　同じ国民的グループの残酷すぎる明暗だ。