エンタメ・アイドルエンタメ・アイドル

『ダメマネ!』山田涼介の代表作になりそうな予感! スーパースターなのに愛すべき “ウザキャラ” が爆誕!

エンタメ・アイドル
記事投稿日:2025.05.11 11:00 最終更新日:2025.05.11 12:34
出典元: SmartFLASH
著者: 堺屋大地
『ダメマネ!』山田涼介の代表作になりそうな予感! スーパースターなのに愛すべき “ウザキャラ” が爆誕!

 

 

『ダメマネ!』の山田涼介がいい。彼にとって近年で最大の当たり役に思える。

 

 5月4日(日)に第3話が放送された、川栄李奈主演の『ダメマネ! -ダメなタレント、マネジメントします-』(日本テレビ系)。

 

 

 かつて天才子役として売れっ子だった神田川美和(川栄)は、過去を隠して「隅田川道子」の偽名を使い、借金返済のために芸能事務所マネージャーとなる。そこで神田川は、クセツヨで売れていないタレントたちの集まる底辺部署の担当になる。

 

 本作には、初回放送まで発表されていなかったシークレットキャストがいたのだが、それがHey! Say! JUMPの山田涼介。山田が演じるのは、神田川が入社した芸能事務所の稼ぎ頭であり、国民的スーパースターの真田祐士で、いわゆるキラキラ王子様キャラである。

 

 このスター真田役を演じている山田が、とにかくいい。あわよくば、『ダメマネ!』が代表作になりそうなほどだ。

 

■主人公の毒舌やツッコミによってナイスキャラに

 

 まず、山田の “仁(にん)” に合っているというのが大前提。

 

 山田はアイドルグループ・Hey! Say! JUMPのエース格。STARTO ENTERTAINMENTのタレントのなかでも特にプロ意識が高く、王子様系路線のど真ん中を20年近く歩み続けてきた。

 

 そして『ダメマネ!』で演じる真田も笑顔がさわやかな王子様系で、プロフェッショナルなスター。山田にぴったり……というか、山田をキャスティングすることを前提に当て書きで生み出されたキャラクターではないだろうか。

 

 とにかく現実の山田涼介と劇中の真田祐士の親和性が高いのである。

 

 ただ、それだけではない。真田は愛すべきウザキャラでもあるのだ。スターのはずの真田だが、事務所の新人マネージャーである神田川に自らグイグイと絡んでいく。そして、神田川に雑にあしらわれるというのがお決まりのパターン。

 

 たとえば第1話では、神田川にキラキラスマイルを向けるもきょとんとされ、「そのメガネ、度入ってる? 俺の顔面ちゃんと見えてる?」と詰め寄る。それでも神田川が素っ気ない態度のため、「初めてだ。俺のこの顔面を見て心が動かなかった女性は初めてだ」と愚痴全開。

 

 そんな真田に神田川は「相当イタいこと言ってるの自分でわかってます?」とズバッと毒舌。次に反論してくる真田がめんどくさくなったのか、「あっ、でもよく見たらかっこいい~。全女子惚れちゃうぞ! よっ、全米の全女子が泣いちゃうぞ~!」と “棒読み” の褒め殺しでイジるのだ。

 

 第2話でも、神田川の前に現れた真田は、「20万。この数字がなにを意味するか、わかりますか? 俺の! ファンクラブの! 人数でぇす! ということは、隅田川さん(神田川)は俺の登場にもっと喜んでもいいと思うわけ」とアピール。

 

 だが神田川は忖度ナシに「あぁ、また……イタい」「アウトです。私と会うことを『登場』と表現するあたりが」とズバズバ指摘するのだった。

 

 そう、川栄演じる主人公の毒舌やツッコミによって、スターのウザさが愛すべきポイントになり、そこで初めてナイスキャラとして成立する。こうして “ちょいウザの超絶イケメン” という、二枚目と三枚目のハイブリッドキャラが爆誕しているのだ。

 

■今夜の放送回でついに2人の過去が明らかに?

 

 これまで山田が過去の作品で演じてきたキャラクターは、非イケメン役か超絶イケメン役に大別される。しかし、非イケメン役のときは山田本人のあふれ出るスター性によって “仁” に合っておらず、超絶イケメン役のときはいけ好かないキャラになってしまうことが少なくない。

 

 特に男性視聴者目線だと、山田に超絶イケメン役が似合うのは間違いないのだが、キャラクターとしていまいち好きになれないケースが多かった。

 

 たとえば2023年に放送された橋本環奈主演のラブコメドラマ『王様に捧ぐ薬指』(TBS系)では、主人公の相手役となるドSイケメン御曹司を演じていたが、個人的にはかわいげがないそのキャラに好感を抱けないでいた。

 

 けれど今作『ダメマネ!』の山田は、川栄演じる主人公との軽妙な掛け合いが、コミカルでおもしろい。イケメンスーパースター役なのに、ちょっとウザくてかわいげがあるというわけだ。

 

 山田と川栄と言えば、2022年に山田主演で放送されたサスペンスドラマ『親愛なる僕へ殺意をこめて』(フジテレビ系)に、川栄が2番手キャストとして出演していたため、演技の呼吸や距離感はお互いに熟知しているのだろう。

 

 ――実は、スター真田も子役から活躍するタレントで、天才子役時代の神田川と面識があったようなのだが、今夜放送の第4話でついにその過去エピソードが明らかになるかもしれない。今夜も、山田涼介の愛すべきウザキャラに注目したい。

続きを見る
12

今、あなたにおすすめの記事

エンタメ・アイドル一覧をもっと見る