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岸井ゆきの 主演ドラマ『恋は闇』“不遇枠”も中身で大逆転、永野芽郁『キャスター』越えた大爆笑のロケ現場をキャッチ

『恋は闇』のロケに挑む岸井ゆきの
よく晴れた5月上旬。東京・隅田川沿いを歩く女優・岸井ゆきのの姿をキャッチ。現在放送中のドラマ『恋は闇』(日本テレビ系)のロケ撮影に挑んでいた。隣に立つのは部下役の俳優・小林虎之介だ。
「同ドラマは、テレビ局の情報番組ディレクター役・筒井真琴を演じる岸井さんと、週刊誌のスクープ記者・設楽浩暉役を演じる志尊淳さんがW主演を務める恋愛ミステリーです。凄惨な連続殺人事件現場で出会った2人は、徐々に惹かれ合い恋に落ちるものの、事件を追ううちに浩暉の関与の疑いが浮上します。明らかになる事実から、真琴は何を信じるのかが注目される完全オリジナル作品です。制作を手がけるのは『あなたの番です』や『真犯人フラグ』といった、いわゆる考察系ドラマと同じスタッフたちです。しかし、初回視聴率は4.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、数字では苦戦しています」(芸能記者)
同作は水曜10時のいわゆる「水曜ドラマ」枠で放送されているが、じつはこの枠は1年間休止していた。
「2024年4月から、日テレの夜10時の時間帯でハライチさんと佐藤栞里さんが司会を務めるバラエティ番組『世界頂グルメ』がスタートしました。しかし、こちらも4%代の視聴率を記録するなど低迷し、1年で番組終了となってしまったのです。そして、このドラマ枠が復活したわけですが、“消えた客” はなかなか戻らないですよね。ある意味、枠として不遇なドラマといえそうです」(ドラマ評論家)
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だが、数字とは裏腹に、視聴者の反応は絶好調だ。
「ネット上ではかなり話題なのです。業界関係者の間でもおもしろいともっぱらの評判です。少し突拍子もない展開になっても、志尊淳さんと岸井さんの演技力が高いために、視聴者を冷めさせることなく物語に引きつけることができています。同じくメディアの現場を舞台とし、何かと話題の永野芽郁さんが出演するドラマ『キャスター』よりも面白いという声も多いですね。5月14日に放送された第5話では、浩暉の自宅にいた“謎の女”として元乃木坂46の齋藤飛鳥さんがサプライズ出演。今後の展開に多くの人がわくわくしています」(同前)
まさに同ドラマを主演のひとりとして支える岸井だが、カメラの裏でもまさに“座長”として完璧な振る舞いをしていた。制作会社関係者が語る。
「この日の撮影は気温が上がったこともあり、カットがかかるとスタッフが日傘を差していたのですが、小林さんに陽が当たっているのを見ると、岸井さんは日傘の位置を直してもらっていました。座長として後輩にも目を配っている様子でしたね。
岸井さんの明るい性格のおかげで、現場は和やかな雰囲気になっています。同日も待機中に空を見上げて、なぜか爆笑していました。恋人役の志尊さんとは初共演でしたが、岸井さんがケラケラ笑っているのを、志尊さんは温かく見守っていました。出演者のなかには、犯人役を知らないキャストもいて、台本を渡されるたびに演者同士で考察したりしているんです。こういう当事者たちのワクワク感が視聴者にも伝わっているのかもしれません」
“闇”とは正反対の撮影現場というわけだ。