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アイドル雑誌『POTATO』休刊発表 『WiNK UP』に続く休刊にファン悲鳴…背景にSTARTO社の方針転換

アイドル雑誌『POTATO』の最新号(同社公式ホームページより)
5月20日、アイドル雑誌の『POTATO』(ワン・パブリッシング)が、7月22日発行の9月号で休刊すると明らかになった。POTATOは旧ジャニーズ事務所の流れを汲むSTARTO ENTERTAINMENTのタレントを中心に取り上げるアイドル雑誌として知られている。
同日に更新された『POTATO』のオフィシャルXアカウントでは【大切なお知らせ】と題したテキストがアップされている。そこでは
《1984年の創刊から、たくさんのアイドルたちとともに歩み、読者のみなさまとは誌面を通してときめきや感動を共有してまいりました。読者のみなさまが寄せてくださった温かな声、愛情のこもったおたより、SNSでのリアクション…すべてが私たちの原動力でした。誌面を通じて好きな気持ちを確かめたり、推しの言葉に励まされたり…『POTATO』ファンのみなさまの心に少しでも潤いをもたらす存在であれたなら、これ以上の幸せはありません》
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と読者への感謝のメッセージが長文でつづられている。40年以上の歴史を持つ老舗アイドル雑誌の休刊にX上では嘆きの声が聞かれる。
《え?POTATO休刊するの?びっくり光GENJIの頃からお世話になりまし》
《Wink-upに引き続きPOTATOも休刊か。20年以上前に買ってた雑誌が終わってく》
《POTATOもWiNK UPも休刊なのね泣アイドル雑誌が無くなっていくの、本当に悲しい》
『POTATO』より先に2025年5月発売の6月号で休刊したアイドル雑誌『WiNK UP』(ワニブックス)と並べる声も聞かれた。
一方、『POTATO』の休刊の要因を分析するポストも見られる。その多くは、SNSの無断転載などファンや読者の“マナー違反”にあると指摘する。
《POTATOまで休刊泣いちゃう。こちとらちゃんと買ってるのに無断転載いすぎなのも原因でしょ》
《ずっと昔から見てたPOTATOも休刊…このSNS時代…載せないでって言ってても勝手に発売前の雑誌切り抜き載せちゃう人多くて=買わなくても見れるってなっちゃうもんね》
こうした声が聞かれる理由をエンタメ系ライターが語る。
「どちらもSTARTO ENTERTAINMENT社のアイドルのインタビューやグラビアが読める媒体として人気を博していました。無断転載は問題ですが、根本的な原因は別にあるでしょう。そもそも、旧ジャニーズ時代であれば、ジャニー氏の方針もあって、基本的にインターネットへの露出を極端に嫌がっていました。メンバー個人がSNSアカウントを持つなどもってのほか。ネット上でジャニーズメンバーの動画を見られるということはなかったのです。ただ、ジャニー氏が2019年に亡くなってからその方針も徐々に変わっていきました。
今ではメンバーがSNSをやるのは当然ですし、YouTubeチャンネルを開設して独自のコンテンツを発信することすらあります。こうした状況で、わざわざアイドルの情報を入手するために雑誌を買うというファンは、かなり限られてしまいます。その結果、販売不振に苦しんでいたのでしょうね。とはいえ、アイドル本人ではなく、第三者が企画し撮影したりインタビューするからこそ、面白いコンテンツを生み出すことができていた面もあるはず。あらたなアイドルメディアが求められているということではないでしょうか」
すべては時代の変化というわけだ。
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