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Koki,「アクション映画」主演も興収“不振”で懸念される“両刃の剣”父・木村拓哉のキャリアとの決定的な“差”

映画初出演の『牛首村』から主演抜擢されていたKoki,
5月24日、モデルで女優のKoki,が、自身のInstagramのストーリーズに主演を務める映画『TORNADO(トルネード)』にまつわる投稿をした。女優業が増えるKoki,だが、これまでの出演作からある“懸念”が指摘されている。
今作は、Koki,が女優として新たな一面を見せそうだ。
「18世紀のイギリスを舞台に、犯罪組織に立ち向かう主人公の活躍を描いています。Koki,さんのInstagramのストーリーズにアップされた映画のキービジュアルには、刀を持つ姿が映っており、アクション映画になると思われます。イギリスをはじめ、5月30日から順次、海外で公開されますが、日本での公開は未定です」(スポーツ紙記者)
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Koki,は、3月に公開された映画『女神降臨 Before 高校デビュー編』と5月1日公開の続編映画『女神降臨 After プロポーズ編』で主演を務めた。韓国で人気を博したラブコメディのウェブ漫画を原作とした同作は、2部構成で日本でも公開されたが、興行的には苦戦を強いられた。
「前編の公開から4日間の観客動員数は、約6万人で興行収入約8000万円と報じられました。後編の明確な数字は公表されていませんが、ゴールデンウィーク期間の公開だったものの、初週はトップ10に入らず、ランク外という結果だったのです。映画の公開前には、Koki,さんが『世界の果てまでイッテQ!』や『しゃべくり007』など、日本テレビ系のバラエティ番組に多数、出演して告知していたことを考えると、“不発”に終わったと見る向きもあるようです」(芸能記者)
言わずと知れた木村拓哉と工藤静香の次女であるKoki,は、2018年にモデルデビューし、芸能界入り。2022年にはホラー映画『牛首村』で、映画初出演にして初主演を果たし、女優として瞬く間に露出を増やしていった。しかし、彼女の出演作には、傾向があるという。
「『牛首村』、『女神降臨』シリーズ、そして今回公開される『TORNADO』は主役、2025年1月公開のアイスランド映画『TOUCH/タッチ』では、主人公の最愛の女性役、というヒロインを演じ、いずれも主演、ヒロインでの起用です。父親の木村さんも、ドラマ、映画は主演での起用でおなじみなので、Koki,さんも女優デビューしてまだ3年ながら、同じ道をたどりつつあります」(同前)
主演作が増えていくKoki,だが、父親が歩んできたキャリアとは異なる部分も見えている。
「木村さんは、1993年に放送された、石田ひかりさんと筒井道隆さん主演のドラマ『あすなろ白書』(フジテレビ系)で、ヒロインを一途に愛する青年役を演じ、俳優として注目を集めました。1990年代後半からは主演ドラマが増えましたが、それ以前は主役以外での起用も多く、“下積み”というべき期間があったのです。
その点、Koki,さんは初めて出演した映画で、いきなり主役に抜擢されています。主演は注目を集める反面、『女神降臨』のように結果がふるわないと、演じた俳優の評価まで下がりかねない“両刃の剣”で、背負うものも多いのです。モデルから女優業に移行するうえで、“主役ばかり”のスタイルがうまく作用するといいのですが……」(同前)
2000年代、父の木村は、多くのドラマで高視聴率を記録し、社会現象まで巻き起こした。それにならい、Koki,も時代を牽引する女優になれるか──。