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『あなたを奪ったその日から』北川景子の逮捕が既定路線だが…唯一のハッピーエンド “ルート” は実現するか

ロケに臨む北川景子
誘拐がバレて娘と離れ離れになるというバッドエンドが既定路線なのだろうが、ミラクル展開が起きてハッピーエンドになる可能性も……。
5月26(月)に第6話が放送された北川景子主演の『あなたを奪ったその日から』(フジテレビ系)。
惣菜店で買ったピザに、表示されていなかったアレルギー食材が混入していたことが原因で、3歳の娘がアナフィラキシーショックで亡くなってしまった中越紘海(北川)。
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1年後、惣菜店の社長・結城旭(大森南朋)に復讐するため、結城の3歳の娘を殺すつもりで誘拐するも、自身の亡くなった娘と重ねてしまい、愛情が芽生えていく。そして、誘拐した娘を自分の子として育てていくことを決意するのだった。
第6話の時点では、娘は自身の出自を知らないまま中学1年生になっており、本当の母娘のように暮らしている。
■大森南朋にはバレるが、警察にはバレないという展開も?
2010年にNHKでドラマ化され、2011年に映画化されている『八日目の蟬』も、誘拐した幼子を自分の娘として育てていた女性は逮捕されてしまった。
『あなたを奪ったその日から』も、普通に考えれば、最後までバレずに「めでたし、めでたし」というラストになるとは考えにくい。紘海は逮捕されて刑務所行きになるか、なんらかの状況に追い込まれて亡くなるか、どちらかになるのではないか。
ただ、そんなバッドエンドではなく、一発逆転のハッピーエンドの “ルート” もある。
ドラマには起伏あるストーリーが必要なので、いつかバレてしまうのはほぼ確定だろう。しかし、“どこまで” バレるかがポイント。
物語が確実に盛り上がるシーンになるため、紘海に相対する存在である父・旭にはいつか誘拐がバレてしまう可能性は非常に高い。とはいえ、旭にはバレても、警察にはバレない可能性も残されている。
どういうことかというと、旭が本当の親子のように強い絆で結ばれた紘海と娘を見て、「私の娘はもういない。この子はあなたの娘です」的なセリフを言ってくれるということである。
旭が誘拐を知っても警察に通報せずに見逃してくれるミラクル展開が起きた場合、もしくは旭がなんらかの理由で亡くなってしまった場合、紘海と娘はずっと幸せに親子として暮らしていけるという、ハッピーエンドになるわけだ。
■週刊誌記者に正体を気づかれたことはピンチではない
しかし、可能性はゼロではないが、さすがにご都合主義がすぎるので、そのハッピーエンドになる確率は低そう。やはり、警察にもバレてしまう可能性のほうが高いだろう。
そうなると、焦点はタイトル『あなたを奪ったその日から』にどんな言葉が続くのか、ということになる。このタイトルは主人公視点のため、最終話で「あなたを奪った日から~」という紘海のセリフが出てくるに違いない。
日本の地上波ドラマにおいて、主人公とその愛する存在にまったく救いがないラストになるとは考えにくい。そのため、「あなたを奪った日から~」の後に、紘海が幸せだった日々に想いを馳せながら、娘にポジティブな言葉を贈るのではないか。
今夜放送の第7話では、紘海が正体を隠して旭の会社で働いていることが、ずっと事件を追っている週刊誌記者に気づかれてしまう。一見するとピンチだが、記者は旭が隠している真実を暴くことを目的に行動しているので、今後は紘海と記者が協力関係になっていきそうだ。
物語も後半戦。最終話で主人公がどんな結末を迎え、タイトルの後にどんな言葉を語るのか、注目したい。