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園子温 “性加害反論会見”で監督復帰を明言“借金6000万円”で単館上映は可能でも…関係者は“全員及び腰”

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記事投稿日:2025.05.31 17:30 最終更新日:2025.05.31 22:33
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
園子温 “性加害反論会見”で監督復帰を明言“借金6000万円”で単館上映は可能でも…関係者は“全員及び腰”

会見を開いた園子温氏(写真・梅基展央)

 

 5月27日、映画監督園子温氏が記者会見し、自身の性加害疑惑について反論した。

 

「園子温監督は、2022年4月に『週刊女性』が報道した性加害疑惑と、そのもととなった俳優・松崎悠希氏のツイッターの書き込みについて名誉毀損であると提訴しました。

 

『週刊女性』を発行する主婦と生活社とは、2023年に和解しました。一方、松崎氏との裁判は継続しており、5月17日、東京地裁が判決を下しました。松崎氏に投稿の削除と22万円の支払いを命じる内容です。

 

 記者会見では、『この3年間、私は映画という表現活動を絶たれ、家族にも止むことのない誹謗中傷が浴びせられた。しかし、やっと裁判で私の潔白が証明できた』と語っていました」(芸能記者)

 

 

 松崎氏による名誉毀損が一部認められた形だが、判決文では《性的な行為を要求する文面のメッセージを送信したことは真実であると認められる》と記載されるなど、園氏が“真っ白”だと認められたわけではない。

 

「これについて記者会見で問われた園氏は、『裁判は主文が大事。指摘の箇所はあとがき感想文みたいなものだから』と、地裁の認定を否定するような回答をしました。さらに園氏は『この事件をあなたの映画にする予定はありますか?』と記者から問われた映画監督は、『ぜひしたいと思います。どうやって、無から膨らんで罪が生まれていくか、僕も非常に驚いたので』と答えました。園氏の認識では“冤罪事件”を乗り越えて身の潔白を証明し、ようやく監督復帰できる、ということなのでしょう」

 

 とはいえ、園氏の言葉を鵜呑みにする人は少ないようだ。判決文が認めた“事実”の影響もあり、業界関係者も腰が引けている。

 

「これまで懇意だった大手映画会社の幹部は、今はまるで関知しないとばかりに距離を取っていますよ。今の園さんと組みたがる大手のプロデューサーは、誰もいませんよ。

 

 プロデューサーなしでは復帰第一作はメジャーからの配給は到底無理。NetflixやAmazonプライムなどの配信系も初っ端は二の足を踏むでしょう」(配給会社関係者)

 

 華々しい“復帰”とはいかないが、インディーズであれば作品を上映することも可能なようだ。

 

「製作費さえ集まれば『カメラを止めるな』などと同じで単館上映からのスタートは可能でしょうね。とくに園さんが“貸し”のある単館系の映画館に頼めばプロデューサーなしでもいけると思います。すでに自身のYouTubeチャンネルを開設したわけですし、そこからコツコツ小金を貯めて、という戦略ではないでしょうか。

 

 今、日本では映画1本を撮るのに、配給50館でおよそ8000万円というのが相場です。園さんクラスの有名人なら、クラウドファンディングを使えば2000万円くらいは集まるはず。あと6000万円は、パトロンを見つけるか、借金をしてかき集める形ではないでしょうか。

 

 俳優を誰にするかで製作費は大きく左右されますが、オダギリジョーさんや窪塚洋介さんなど、イメージをあまり気にしない個人事務所に所属する友人はたくさんいます。そういう人たちのうち一肌脱いでくれる人は必ず出て来るのではないでしょうか」(同前)

 

 別の業界関係者はこう語る。

 

「私の知り合いの女優のところに、園から連絡が来たようです。明確な出演依頼があったのかはわかりませんが、格安で出演してくれる女優はいくらでもいるでしょう」

 

 さらに東京にあるミニシアターにはすでに“接触”があったようだ。

 

「うちの劇場は過去に園監督の『エッシャー通りの赤いポスト』を上映しています。その上映の直後に一連の問題が取り沙汰されました。映画そのものは、昔の園作品に戻ったような形で、自主映画の要素がふんだんに入った良作だったんですよ。その伝手なのか、ある配給会社の関係者から『今後、園監督の作品を上映する可能性はあるのか』と問い合わせがきたことがあります。

 

 正直、答えに窮しましたね。問い合わせがきたのは会見前だったのですが、今回の会見の様子をみるに、うちじゃ厳しいですよ。なんの反省もない様子に正直、引いてしまいました。このご時世ですから、作品に罪は無いといっても、上映した責任まで問われかねない。本気で映画業界のメインストリームに復帰したいのであれば、やっぱりもっと別の姿勢を見せるべきだったんじゃないですかね」(ミニシアターの支配人)

 

 自分の殻に閉じこもるばかりでは、救いの手も差し伸べられないというわけだ。

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