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SMAP、『世界に一つだけの花』音楽番組でランクインも映像流れず…“代役アーティスト”頼みに疑問

木村拓哉(左)と中居正広
6月9日、音楽番組『この歌詞が刺さった! グッとフレーズ』(TBS系)が放送された。番組内でSMAPの曲が紹介されたが、中居正広の騒動による影響をうかがわせる場面があった。
数ある名曲の「心に刺さった歌詞」に注目する同番組は、「曲の魅力を再発見する歌詞特化型」を掲げている。「極楽とんぼ」の加藤浩次がMCを務め、今回は3時間スペシャルで放送された。
「『100年後に残したいグッとフレーズ』をテーマに1万人にアンケートを実施し、選ばれた楽曲をランキング形式で発表する内容です。歌詞を考察するアーティストゲストとして、スキマスイッチやwacciの橋口洋平さん、一青窈さんが出演し、スタジオゲストには陣内智則さん、岡田結実さん、SixTONESの高地優吾さんらが出演しました」(スポーツ紙記者)
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昭和、平成、令和と時代を超えてさまざまな楽曲が並ぶなか、ランキングの2位にはSMAPの名曲『世界に一つだけの花』がランクインした。発売から20年以上経っても、広く人々の間で愛されていることが証明された。
しかし、放送直後からXでは次のような反応が起こっている。
《世界に一つだけの花、SMAPの映像がジャニーズエフェクトで使えなくなって久しいが、中居マジックによりマッキーバージョンが格上げされてんの笑う》
《SMAPの映像はダメで槇原敬之の映像ならOKっていうのもなんか妙だよね》
《マッキーの画像は出るのにSMAPは出ないの???》
《捕まったマッキーは良くてSMAPはダメなのかよ…》
多くの人が紹介映像に疑問を持ったようだ。
「ランキング入りした楽曲は、基本的に歌唱するアーティストの映像とともに紹介されました。ただ、SMAPの『世界に一つだけの花』については5人の声は流れたものの、映像では歌詞とともに花の写真が映るのみでした。その後、作詞を担当したシンガーソングライターの槇原敬之さんが自身のライブで歌唱した際の映像も流れました。
2016年末にSMAPが解散して以降、テレビで彼らの映像が使われることはほとんどありません。ファンの間では、木村拓哉さんを除く4人が旧ジャニーズ事務所を退所したことで、権利面の問題があるのではないかと噂されていました。さらに、リーダーの中居さんが2024年12月末に元フジテレビの女性アナウンサーとの間で性的トラブルを起こしたことをきっかけに、年明けの1月23日に芸能界を引退。ますます、SMAPの映像を流すのが難しくなったと思われます」(前出・芸能記者)
結局、最後までSMAP5人の映像が流れことはなかった。一方で、槇原の映像が使われたことも、さらに疑念を強めることになったようだ。
「槇原さんは2020年に覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されました。2021年から活動を再開していますが、不祥事によって槇原さんの映像を紹介するハードルも高くなったと見られていました。
今回、『世界に一つだけの花』の“生みの親”という形で映像が解禁されましたが、中居さんを含むSMAPの映像は、ある意味、槇原さん以上にテレビで流すのが難しい印象を受けた人もいるのだと思われます。腫れもの扱いによって、中居さんの起こした問題の影響が浮き彫りになったといえるでしょう」(前出・芸能記者)
SMAPが解散して9年、5人一緒の姿は幻になってしまうのか……。