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吉沢亮“泥酔侵入騒動”から5カ月で映画『国宝』大ヒットの“スピード完全復活”背景に“批判”最小限に抑えた事務所の対応

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記事投稿日:2025.06.12 11:00 最終更新日:2025.06.12 13:38
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
吉沢亮“泥酔侵入騒動”から5カ月で映画『国宝』大ヒットの“スピード完全復活”背景に“批判”最小限に抑えた事務所の対応

泥酔騒動で一時芸能活動を休止していた俳優・吉沢亮

 

《この度は私が起こしたあまりにも身勝手で非常識な行為により、多大なご迷惑をお掛けしましたことを、心よりお詫び申し上げます》

 

“国宝級イケメン”が所属事務所を通して謝罪した泥酔騒動から約5カ月ーー。異例のスピード復帰を果たした。

 

「ことの発端は2024年末でした。俳優吉沢亮さんは、12月29日、友人らと酒を飲んで泥酔してしまい、翌日の午前中、港区にある自宅マンションの隣の部屋に侵入しました。隣人女性が110番通報したことで発覚し、『トイレをしたくて勝手に入ってしまったと思います』と供述しました」(芸能記者)

 

 

 不祥事の代償は大きく、CMに出演していたアサヒビールは、報道の翌日に契約解除を発表。2月14日に公開予定だった主演映画『ババンババンバンバンパイア』の延期も決定した。

 

「映画延期の影響は大きく、2月1日には、31歳を迎える吉沢さんを祝福して、ファンクラブ会員限定で誕生日当日に『ババンババンバンバンパイア』の特別試写会が開かれる予定でした。抽選に当たれば、4000円のチケットで試写会とお土産つき、というものでしたが、急遽、中止になりました。テレビ朝日系で1月から放送されたアニメ版と連動していたプロジェクトだったので、頓挫したことで、局内では頭を抱える人が多かったようです」(制作会社関係者)

 

 窮地に立たされた吉沢だが、2月3日に不起訴処分となり『ババンババンバンバンパイア』は7月4日に公開が決定。さらには、2025年の邦画の代表作になるといわれていた『国宝』が予定どおり6月6日に公開され、早くも大ヒットとなっている。

 

「映画は、任侠の一門に生まれた立花喜久雄が、抗争によって父を亡くしたことで、歌舞伎の名門『花井家』に引き取られ、芸の才能と淡麗な容姿を武器に、稀代の女形としての人生を歩みます。そんな喜久雄のライバルであり親友、そして兄弟同様に育ったのが、横浜流星さん演じる花井家の御曹司・俊介。

 

 まったく違った環境を背景にした2人が、歌舞伎を愛し、憎み、ときには互いの存在を拒絶しながらも、芸事に生涯を尽く様子が描かれています。喜久雄を演じた吉沢さんと、歌舞伎界のプリンス・俊介になりきった横浜さんが披露する『二人道成寺』という演目は、2人の親密な関係性が表現されています」(映画ライター)

 

 公開から2日後、都内で鑑賞したこの映画ライターは称賛の声をあげる。

 

「日曜日でしたが、どの時間帯も満席でした。吉沢さんと横浜さんのファンなのか、幅広い年齢層の女性やカップルが多い印象でした。上演後には、吉沢さんの圧巻の女形の芸に涙ぐむ人もいましたよ。『日本アカデミー最優秀主演男優賞』の有力候補になったのは間違いないでしょう。

 

 メガホンをとったのは、『悪人』や『怒り』の李相日監督。李監督にとって、吉田修一氏の小説の映画化3作めとなります。構想に6年の歳月をかけ、撮影が始まったのは2024年3月から3カ月間。通常、映画の撮影は1カ月半ほどでおこなわれるので、倍の時間をかけています。

 

 吉沢さんは、撮影開始の1年半前から歌舞伎の稽古に打ち込んでいたようです。踊りに関しては初心者ですから、座り方や扇子の持ち方などを一から習ったそうですが、クライマックスの『鷺娘』は、1年半の準備期間とは思えない仕上がりでした。役に入り込むうえで、吉沢さんは精神的にかなり負担がかかったでしょう」

 

 泥酔事件から約5カ月で、完全復活どころか俳優としての実力をあげた格好の吉沢。スピード復活となった理由を芸能ジャーナリストはこう語る。

 

「まず事務所の謝罪文が的確で、吉沢さんへの批判を最小限に抑えることができました。とくに、被害女性に対する配慮が見られたことで、吉沢さんのファンも必要以上に彼を擁護しなかったのも、炎上が大きくならなかった要因だったと思います。

 

 また、CMも降板ラッシュになるかと思いきや、2020年から広告に起用している『アイリスオーヤマ』が吉沢さんを切りませんでした。しかし世間は、対応が甘いと見るのではなく、『アサヒビール』の降板で禊は済んだと判断する声が広がったんです。そして、不起訴になったことで事件は収束を迎えました。いずれにせよ、事務所のスピーディーな対応がよかったといえそうです」

 

 それによって“国宝”級の演技が、無事、守られたというわけだ。

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