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大下容子アナ、井上貴博アナら“モノ言うアナウンサー”増加中“冷や飯”リスク以上によせられる脱「進行役」への共感

テレビ朝日の大下容子アナ。「役員待遇エグゼクティブアナウンサー」の肩書を持つ
テレビ朝日の大下容子アナウンサーが6月11日、『大下容子ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系)に出演。7月の参院選を前に、目玉公約に腐心する自民党と公明党から、物価高対策として「全国民ひとりあたり2〜4万円の給付案」が出ていることについて、「給付してくれるんだったら、『そんなに税金を最初から取らないで』っていう感じもしますよね」と私見を語った。
大下アナの発言をはじめ、報道番組やワイドショーで、テレビ局の社員アナウンサーが政治に対して「意見」を述べることが多くなっている。
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「“大下発言”のおよそ1週間前、6月5日にはTBSの井上貴博アナウンサーも、夕方の報道番組『Nスタ』(TBS系)で、政治に対してかなり踏み込んだ発言をしています。
当日は、備蓄米の放出をめぐる農家や卸し会社の本音を紹介、さらには農政についても解説しました。VTR後、井上アナは『ひょっとすると、小泉さんがヒーローのように映ってしまうきらいがあるかもわかりませんが、忘れてはならないのは、すべては“自民党の失政のツケ”がいま、回ってきていると。ですので、その事実上の生産調整、あとは減反政策を自民党に本当に変えられるのか。これだけ農業票、そして農水族が多い自民党に、本当に変えられるんですかっていうところは厳しく見ていかなきゃいけないな、という風には考えています』と発言しました」(芸能記者)
こうした、相次ぐアナウンサーの意見表明に、Xには《良く言ってくれましたホントその通り》《これは真っ当な意見》と共感するポストが殺到。その一方で《大丈夫?テレビから干されたりしない?》《「冷飯」を食うことになるかもしれない》など、社員ゆえに政党からの圧力を心配するポストも見受けられた。
あるベテランフリーキャスターは「まるで“モノ言うアナウンサー”ですね」と苦笑しながらも、こうした状況を「いい風潮です」と指摘する。
「かつてアナウンサーは『進行役』に徹するもので、主張は解説委員やコメンテーターがするものだとされていました。ただ昨今は、偏向報道にならなければ、局アナも自分の意見を言っていい時代になっていると思います。視聴者もそれを許容してくれています。
今回のような局アナの発言も、放送前の打ち合わせできちんと内容のすり合わせをしているはずですから。TBS系の日曜劇場『キャスター』のように、放送局が吹っ飛ぶような不規則発言は現実的にあり得ません」
アナウンサーが、当たりさわりのない存在だった時代は終わったようだ。