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【スタッフが暴露】共演者が、スタジオが凍りついた! 「現場で嫌われている」芸能人たちの“傍若無人”エピソード

「この業界って、人としてどうなのかと思う人がけっこういるんですよ。仕事なので、我慢してつき合っていますが……」
本誌記者にこんな愚痴をこぼしてきたのは、あるテレビ局関係者だ。そんなことがあるのかと、ドラマ、映画の関係者に取材を進めていくと、出るわ出るわ。とてもじゃないが実名では書けないので、イニシャルでスタッフ・共演者らが目撃した、現場が凍りついた事件を紹介する。
まず最初に名前があがったのが、名門劇団出身のベテラン女優Kだ。ある映画宣伝の担当者は「2度と関わりたくありません」と振り返った。
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「自分が監督した映画のPRだったのに、終始、いかにも取材を“受けてやっている”という上から目線の態度でした。さらに、取材者が時事ネタの質問をすると、『なんでそんなことを私に聞くの?』と、不機嫌さ全開。しまいには後日、報道内容が気に入らないと、取材をした雑誌の編集長を飛び越えて社長に直接、文句を入れていました。こっちは裏で編集長に平謝りしましたよ」
数々の人気ドラマで主演を務めた個性的な美人女優Yには、「喜怒哀楽が激しすぎて、ちょっと……」という声が。事件は、Yが出演するドラマの重要な場面の撮影で起きた。
「この日は、朝早くから1日かけて撮影する予定でした。それが、Yさんが現場に入るなり開口一番、『はい、今日は巻いてこう』。共演者も全員、目をむいていました。当然、現場の士気も下がって最悪でした」(ドラマ関係者)
本人の気分次第で現場が凍る例は、ほかにも起きていた。別のドラマ関係者は、かつてCM女王と呼ばれたこともある中堅女優のAに「ちょっと撮影が長引いていたら、Aさんが笑顔で近づいてきて『早く収録を終わらせろ』とすごまれました」と明かした。
だが、これらはまだ“まし”かもしれない。ドラマ制作会社のAPは「女優のHさんの現場では、必ず問題が起きることで有名」と話した。
「まず、制作側で用意したスタイリストを『気に入らないから替えてほしい』とクビにしました。それだけじゃありません。今度は突然、APがクビにされ、『Hさん次第で、あなたたちもいつ解雇されるかわからないから気をつけてね』と言われ、撮影中はビクビクしながら過ごしました」
撮影をすっぽかすトラブルも頻発していた。
「お騒がせ女優のMさんがXを始めたときは最悪でした。ファンとの交流に夢中になり、ドラマの撮影中も時間を見つけてはXに投稿していました。スタッフもXを見て『Mさん、起きたんだ』など、行動を確認していました。それがある日、突然、MさんがXを削除して見られなくなったんです。スタッフ間で『今日の撮影、どうする?』とあわてていたら、撮影現場にも来なくて。やっとマネージャーと連絡が取れたと思ったら『いますぐ病院に連れて行きます』という返事、結局、その日は撮影できませんでした」(ドラマ関係者)
無事、現場に女優が入ったとしても問題は起きる。元国民的アイドルの女優Aは、テレビ局関係者によると「取扱注意で有名」だという。
「収録で局入りする際に、上席のプロデューサーがお迎えに出るんですけど、その際、Aさんのご機嫌がいいと親指を上に、ご機嫌が悪いと親指を下に向けるサインをスタッフに送るんですが、上だったことはなかったです(笑)。楽屋にたどり着くや『#%@♪&△』と、何を言ってるかわからない金切り声が聞こえてきます。それに壁なのか机なのか、ドンドンと叩く音も。こちらも『また、やってるよ』と慣れましたが」(同前)
楽屋で豹変したところをスタッフが目撃したのは、モデル出身の若手女優Tだ。
「撮影で3回ほど共演者がNGを出してしまったんです。その直後、楽屋に戻ったTさんがマネージャーに『あの俳優、マジで使えねぇな!』って外に聞こえるレベルで言っていて、引きました」(ドラマ関係者)
深夜番組を中心に、バラエティ界を席巻しているタレントXは「態度も口のきき方も、失礼極まりないです」(番組ディレクター)という。
「基本は誰にでもタメ口。あるとき、温厚なことで有名なベテラン俳優Fさんに、初共演にも関わらず例の口調で話しかけていたんです。すると、収録の途中で、Fさんが『ちょっとやめてもらっていいかな? Xさんって言ったっけ? 君、あまりにも失礼じゃないかな?』と、珍しく怒ったんです。Xさんもバツが悪そうにしていましたが、収録後に『あんなマジに言うのはどうなの? ビックリするわ』とプロデューサーにタメ口で愚痴ってました」(同前)
■“嫌々ファンサ”の後は手をふきふき
「愛想が悪すぎて、いつも嫌な感じです」とテレビ局のAPが明かしたのは、10代から国民的アイドル、俳優として活躍するSだ。
「バラエティ番組のロケで、都内の下町にある商店街で撮影したんです。Sさんに休憩スペースで休んでもらっていたところ、お世話になっていた商会長さんやお店のオーナーさんがごあいさつに来たんです。Sさんにそれを伝えると、その時点からなんだか面倒くさそうな雰囲気でした。ともあれ、Sさんに面会してもらったんですが、商会長さんが握手を求めてきたんです。Sさんは不機嫌そうに応じて、訪問客が立ち去ってからすぐに握手をしたその手をウエットティッシュで何度も何度も拭いていました。もちろん、一時は感染予防が叫ばれる時期もありましたが、これは2025年の話です」
長身のイケメン俳優Cは、ある行動で共演者の俳優から総スカンを喰らっていたそう。
「Cさんが結婚する前の話ですが、いつも共演女優を熱心に口説いて、手をつけまくっていたんです。さらに、共演者の悪口もよく言っていて、全員から総スカンでした。Cさんはどこの飲み会にも呼ばれないし、いつも孤立していました。人望はゼロでしたね」(ドラマ関係者)
テレビ局のディレクターが「勘違い野郎ですよ」と切り捨てたのが、深夜ドラマで人気に火がついた中堅俳優Kだ。
「ドラマの場合には、『本読み』と呼ばれる台本の読み合わせがあります。Kさんは『真新しい気持ちでやりたい』という独自の哲学とかで、セリフを覚えようとせず、その日が(台本の)初見なんです。
でも結局、体のいい言い訳なんです。赤ら顔で現れたときもありました。僕が許せないのは、その本読みで、ベテラン俳優さんがしっかりと役作りをなさっていて、本番さながらのテンションでセリフを発していたところ、それをKさんが大笑いしてバカにしたんです。自分はちっともセリフが入っていないクセに、失礼な感じでした」
酒の席のふるまいで評判が悪いのが、近年、アウトロー役が多い俳優Gだ。
「ある俳優が売れない芸人と飲んでいたときに、Gから呼び出しの電話があったんです。二つ返事でOKして、芸人と一緒にGが待つバーに行ったそうです。バーに着くと、Gは俳優を『ちょっと来て』と陰に呼び出し、いきなり掌底を食らわせ『何、勝手にあんな売れない芸人を連れて来たんだよ』とブチ切れたんです。なぜかその俳優が、血を流しながら『すみません』と謝る羽目に。酒が入っていたとはいえ、許せないですね」(テレビ局関係者)
気さくで人柄はいいが「困ったちゃんです」(テレビ局AP)というのが、おしゃれで有名な個性派俳優D。
「遅咲きで、芸能界の掟みたいな暗黙のルールをご存じないのか、やたらと共演者に『この仕事、ギャラいくら?』って聞いているんです。 “事情” もあるので、基本はあからさまにしてほしくはないんです。
ある日も、人気女優のOさんに『今日、ギャラいくらもらってる?』って聞き始めたんです。Oさんが『そんなの答えられるわけないよ』と切り返し、さらに『Dさん、そういうことは聞かないのがエチケットだよ』と優しいながらもハッキリとした口調でいさめました。それでもDさんは『え、なんで? だって気になるじゃん!』と食い下がり、Oさんが『じゃあ、Dさんはギャラ、いくらもらってるの?』と切り返すと『そんなの、答えられるわけないじゃん』。そのやり取りに、まわりは爆笑でした」
光り輝くスターたちは、光が強いぶんだけ “陰” も濃い。