
高橋まこと(写真・本人のXより)
《この野郎!!昔大臣だった時に、震災復興支援のライブに来てボウイの曲歌ってやがったな!!。二度と歌うんじゃねえ!!》
6月18日、自身のXで自民党の田村憲久衆院議員に激しく噛み付いたのは、伝説のロックバンド「BOOWY」の元ドラマー、高橋まことだ。
「高橋さんは田村氏が立憲民主党など野党7党が共同提出したガソリン税の暫定税率廃止法案に難色を示す記事を貼り付けるとともに、このようにポスト。続けて、《結局自民党はアホ自民党。人々の暮らしの大変さに一瞥もくれない!! アホ政治家は要らねえんだよ!!》と、現政権と田村氏に怒りをぶつけました」(スポーツ紙記者)
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だがX上では、高橋への同情の声は少ない。
《まことさん政治と音楽は混同しちゃダメですよ。BOOWYを好きならそれでいいじゃないですか。政治的思想も大事ですがそれより好きなミュージシャンが同じの方が個人的には親近感湧きますけどね》
《もし復活してくれたらなぁと思ってたけど、左に染まりきった不様な奴のせいでBOOWYの価値が下がるんならもう永遠に復活しなくて良いや》
《政治信条があなたと違うという理由だけでボウイの楽曲を歌うなとか、誰もあなたにそんなこと言われる筋合いはないでしょう。ボウイの全ての楽曲の権利をあなたが持ってる訳でもないのに、「二度と歌うな」とか他者に言える立場ですか?》
など、批判が殺到する事態となっている。
「高橋さんのXは日頃から政治にまつわる投稿も多く、特に現政権への批判をたびたびリポストしたり、自身も現政権への批判を繰り返しています。今回もその延長上での発言なのでしょうが、田村氏が昔、震災復興支援のライブでBOOWYの曲を歌ったことと、ガソリン税の暫定税率廃止法案に難色を示したことは、まったく別次元の話であって、高橋氏の発言は的外れだと批判が集まっています。
また、BOOWYは1980年代後半に社会現象を巻き起こした伝説的なバンドで、やはり氷室京介さんと布袋寅泰さんの印象が強い。ドラマーの高橋さんの偏った発言には『これ以上、思い出を汚さないでくれ』といった声も多いですね」(芸能記者)
音楽ライターはミュージシャンの政治的な発言について、こう分析する。
「長らく日本では、アーティストが政治的な発言をするのはタブーとされてきました。ただ、ほとんどの著名人がSNSを利用するようになり、政治への“本音”が出てくるようになりました。海外ではアーティストが自身の政治的な立場をはっきりと示すのは当然のことなのですが、この様子だと日本ではまだまだ“アレルギー”があるようです。ただ、高橋さんの発言は、現政権への痛烈な批判という意味ではロックの精神を体現していると言えるのかもしれませんけどね」
とはいえ、これで“IMAGE DOWN”してしまっては元も子もない。