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【国分太一コンプラ違反】日本テレビ 迅速会見も“何も語らない”の怪…『セクシー田中さん』の反省は生かされたのか

国分太一と会見をする日本テレビの日本テレビの福田博之社長(写真・梅基展央)
6月20日、過去の「複数のコンプライアンス違反」が発覚し、日本テレビ系の『ザ!鉄腕!DASH!!』の降板と、無期限活動休止が発表されたTOKIOの国分太一。
『ザ!鉄腕!DASH!!』の降板をめぐっては、同日、日本テレビの福田博之社長が緊急会見を開いたが、福田社長は何を聞かれても関係者のプライバシー保護を盾に「お答えできません」を連発。最後まで貫かれた“逃げの会見”に、X上では、『セクシー田中さん』の件を引き合いに批判の声が複数あがる事態となっている。
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《セクシー田中さんの件でも会見しなかったのにようやく登場。しかし実質ゼロ回答でなんの役にも立たず》
《日テレ、さっさと自社とは無関係!って示したかったのね。スピーディー過ぎ。セクシー田中さんの時はあんなに遅かったのに》
「『セクシー田中さん』は、『姉系プチコミック』(小学館)で連載されていた芦原妃名子さんによる漫画作品で、2023年8月時点で単行本の累計部数が100万部を突破する人気作品でした。2023年10月から日本テレビで実写化されましたが、脚本家が最後の2回分の脚本を原作者の芦原妃名子さんが書き、自身は手掛けなかったことをSNSで告白。
それを受け、芦原さんはSNSでドラマプロデューサーなど制作陣への不信感を表明するとともに自らが脚本を書いた経緯を説明しましたが、その直後、急逝してしまいました。自殺とみられていますが、芦原さんの急逝を受けて日テレが取った対応は、ホームページ上での追悼コメントの掲載と、その後制作にかかわる『調査報告書』の公表のみ。こうした日テレの対応に、当時、視聴者からの批判が殺到しました」(スポーツ紙記者)
この件で教訓を得たはずの日テレだったが、翌年には、『24時間テレビ』内で放送された、萩本欽一の妻・澄子さんを描いた再現ドラマが、「日テレからの事前説明がなかった」と萩本本人から物言いがつく騒動もあった。
「萩本さんからの指摘について、福田社長は、2024年9月30日に日テレ本社でおこなわれた定例社長会見で、『すべてきっちり確認許可を経て、制作に取りかかっている』『萩本さんのお怒りを買っている話は一切ありません』などと説明。また2025年4月期のドラマの制作についても、『セクシー田中さん』事件を教訓に制作を進めていると語っていましたね。
いずれにせよ、今回の“迅速会見”は、“セクシー田中さん”の一件やフジテレビの中居正広さんの問題などを受けて、なるべく早く社長が顔を出したほうがいい、という判断のもとに開かれた可能性が高そうです。その点でいえば“学習した”と言えるかもしれませんが、この内容ではそもそも会見を開いた意味が薄いですよね。
“セクシー田中さん”でも中居さんの問題でも、要するにどこまで組織として立場の弱い人間や“被害者”に寄り添えるのかという点が大事になってくると思います。そのうえで、きちんと視聴者に事情を説明することが信頼回復につながるはずです。
今回の一件も、プライバシーをしっかりと保護しつつ、いったい何が起きたのか視聴者にも分かるように説明することもできたはず。社長がわざわざ出てきて『何も語れない』ではむしろ不信感が強まるだけです。反省がきちんと活かされたとはやはり言えないのではないでしょうか」(芸能ジャーナリスト)
まだまだ真相は闇の中だ。