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綾瀬はるか NHKドラマで見せた“超過激姿”に騒然、リアルすぎる“おひとり生活”に刺さる視聴者続出

綾瀬はるか
6月21日、女優・綾瀬はるかが主演を務めるNHKの土曜ドラマ『ひとりでしにたい』の初回が放送された。そのリアルな描写が話題を集めている。
「同ドラマで綾瀬さんは、未婚で子なしの一人暮らしを謳歌している主人公・山口鳴海を演じます。原作の同漫画は文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞しており、老後や孤独死など重いテーマを扱いながらも『令和を生きる読者に“死”に対する価値観の更新を迫る』と高評価を得ています。“笑って読める終活ギャグマンガ”として定評があります」(漫画誌ライター)
綾瀬は『きょうは会社休みます。』(日本テレビ系)での恋愛下手な妄想女子や、『義母と娘のブルース』(TBS系)でのロボットのようなキャリアウーマンの義母役を演じるなど数々のコメディ作品に引っ張りだこで、今作の期待値も高い。
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「コメディというだけあり、綾瀬さんが推しのアイドルの配信動画に合わせて全力のダンスをしたり、肌色の全身タイツに葉っぱをつけたスタイルを披露するなど、その体当たりな演技が目立ちました。視聴者から笑いが起こりながらも《綾瀬はるかは相変わらず全力投球》と騒然となっていましたよ」(テレビ局関係者)
そんな綾瀬の全力の演技とともに、さらに注目されたのは“おひとり女子”のリアリティを追求した描写だ。初回放送直後からX上では、すでに胸に刺さるとの声が続出しているのだ。
《ひとりでしにたいってやつ、まるで私やんか....怖い》
《面白いのやけど、すごい心に突き刺さる》
《「孤独と不安が私をバカにしていく」ってコトバが図星すぎて突き刺さりすぎて辛い》
そんな声が上がる背景を、前出・テレビ局関係者はこう指摘する。
「ドラマ冒頭、綾瀬さんは会社に出勤し早々、同僚に推しのライブに行った際のエピソードを熱く語る場面がありました。さらに家では、その推し活の配信時間に合わせてスタンバイしダンスを踊る。自分の趣味を謳歌してひとりの人生を楽しむ一方、未婚の叔母の孤独死を目の当たりにして、『結婚しないで子供産まないってそんな罰当たりなわけ』と呟くなど、複雑な心境も吐露する場面も出てきます。未婚の女性が増える中で、似たような悩みを抱えている人も増えてきたというわけでしょうね」
ドラマ終盤では「いまやるべきことは今の生き方を否定することではない」など、ひとりで生きる女性へのメッセージも組み込まれており、心に刺さる視聴者が相次いだようだ。
前出・テレビ局関係者は、昨今のテレビドラマではこうした“共感性”の高いドラマが増えてきていると分析する。
「その一つが、2025年4月から放送されていた『対岸の家事』(TBS系)というドラマです。綾瀬さんのドラマとは真逆ですが、専業主婦と共働きの両方の子育ての苦悩が描かれていて、子育て世代からかなりの共感が寄せられました。今回の“未婚女性”というテーマも、2025年には女性の生涯未婚率が11.0%に達すると予想されるなど、時代背景とマッチしているのではないでしょうか。
多様なライフスタイルが当たり前になった現代において、むしろ最大公約数的な人生を取り上げるのではなく“刺さる人に刺さる”という徹底的なリアルを追求することが、重要になってきているのかもしれません。
加えて、綾瀬さんもまさに40歳ですが独身です。ジェシーさんとの交際報道はあったものの、まだ結婚にはいたっていません。等身大の悩みを役に投影しやすく、演技にも熱が入るのではないでしょうか」
“ひとりで観たい”ドラマなのは間違いない。