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TOKIO解散で揺れる福島県、今後の対応は…担当者が明かした「松岡からの電話」「地元CMの行方」

左から国分太一、城島茂、松岡昌宏
6月25日、TOKIOが同日をもって解散することを発表し、日本中に衝撃を与えた。TOKIOといえば、福島県のPR活動に尽力してきたことでおなじみ。今後について、福島県庁に取材した。
TOKIOは、6月20日に国分太一のコンプライアンス違反が判明し、無期限活動休止を発表。メンバーが一人欠けることになり、グループは大きな決断に踏み切った。
「株式会社TOKIOの公式サイトで、改めて国分さんの件を謝罪し、現在の状況でグループ活動を続けるのは難しいと判断したと説明。メンバー間で話し合いを重ねた結果、解散に至ったことを明かしています」(スポーツ紙記者)
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1994年にCDデビューして以来、幅広い世代に親しまれたTOKIOは、31年の歴史にピリオドを打つことになった。突然の解散発表が波紋を広げるなか、Xでは
《TOKIOが解散しても福島県とのつながりは大切のして欲しいかな》
《TOKIO兄さん寂しいな…福島の人たちとの繋がりは切れないで欲しいと願います》
《TOKIOと福島県の繋がりが本当に大好きだから、解散しても彼らを応援するし、福島の美味しいものも食べ続けますしまた遊びに行ける時は行きます》
など、解散後もTOKIOと福島のかかわりを求める人の声が見受けられる。東日本大震災以降、TOKIOは福島での活動に貢献してきた。
「福島県は、2012年から、福島第1原発事故の風評払拭を目指して、地元の食をPRする『ふくしまプライド。』にTOKIOを起用してきました。
2021年には、株式会社TOKIOが福島の復興を応援するプロジェクトを発表。福島県庁の企画調整部は、県の魅力を発信するため、株式会社TOKIOとの窓口『TOKIO課』を立ち上げたのです。
2018年の山口達也さんの不祥事や2023年の旧ジャニーズ事務所の性加害問題後も、交流は続いていました」(同)
福島県は25日、公式ホームページで国分のコンプライアンス違反とTOKIO解散を受けての見解を発表。これまでのTOKIOの功績を振り返り、《この度の事案及び本事案に絡みグループTOKIOが解散することは大変残念である》とコメント。
国分の問題を受けて今後の対応を検討したとし、《今後も本県の風評払拭と風化防止を一層進めていくという観点から、城島茂氏と松岡昌宏氏には、TOKIO解散後も変わらず福島県を応援していただきたい、力を貸していただきたいと考えている》と意欲を見せた。
本誌「Smart FLASH」は、福島県庁の企画調整部風評・風化戦略室に、今後のTOKIO課について尋ねた。同課の担当者によれば、突然の発表だったこともあり、今後に関しては未定だという。ただ、メンバーから県に連絡があったようだ。
「松岡さんから25日の発表後にお電話がありました。詳細なやりとりに関する内容は公表していませんが、謝罪の趣旨だったと聞いております」(企画調整部風評・風化戦略室 担当者)
国分のコンプライアンス違反判明後、厳しい声もあがっているが、地元・福島の人から意見は寄せられたのか。
「2023年に事務所の問題があった際は、さまざまなご意見をいただきました。ただ、今回は不明な部分が多いこともあって、県のみなさまからの意見は少ないです」(前出・担当者)
TOKIOは2012年以降、毎年、福島県産の農林水産物の魅力を伝えるCMに出演してきた。解散後のCMに関して、県の農産物流通課に問い合わせたところ、
「現在CMは放送しておりません。年度ごとに制作していますが、今年度のCMは制作中という段階です」
という回答だった。今後、城島と松岡を起用する可能性もありそうだ。
長らく、福島に寄り添ってきたTOKIO。解散という決断に踏み切り、”第2の故郷” に何を思うのか──。