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火野正平が唯一認めた芸能レポーター「梨元勝は戦友」と
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.03.02 16:00 最終更新日:2018.03.02 16:00
俳優の火野正平が、2月20日放送の『トーキングフルーツ』(フジテレビ系)に出演した。
日野は、かつて「芸能界の元祖プレイボーイ」と言われるほど数々の女優と浮名を流し、連日ワイドショーを賑わせていた。
「当時よく追っかけ回されたときは、芸能レポーターという仕事に、パパラッチみたいなことするなよと思っていた。どうしてもあの人たちみたいな職業を認めたくなかった」
そんななか、火野が考えを改める芸能レポーターが出現する。それは故・梨元勝だ。
「仕事が終わって、青森で夜行列車に乗って。上野の駅で案の定100人以上のマスコミに囲まれたりなんかして。梨元さんだけは水戸から乗ってきた。寝台車をずっと『日野さんおられますか?』って。周りの人にも迷惑だし、俺が『ここだよ』って出るか馬鹿野郎って」
梨元の仕事に対する情熱を目の当たりにし、火野は「この人だけは、人より何かやっているな」と感じたという。
「インタビューが終わって、みんな適当に帰ちゃって。エレベーターで駐車場に降りたら、梨元が『最後に一言! 恐縮です、恐縮です』って来た。『まだかよ』って思いながら、何かこのおっさんだけは人より違う努力をしているんじゃないかと。いつの間にか(梨元に)『もしかしたら戦友と違うかな』って」
ここで司会の古舘伊知郎がこんな指摘をする。
「役者同士の共鳴だと思いますよ。梨元さんってそういう意味では役者なんだと思います。役者だから盛岡から乗るわけでなく、しょせん水戸(で乗る)。それで上野駅で待ってる凡庸なレポーターから先んじて来ちゃってる。そこが(彼の)役者ぶりですよね。究極の偽物のかっこよさがある」
ちなみに『女性セブン』(2016年6月30日号)での娘・麻里奈のインタビューによると、梨元は幼ない娘に火野の写真を見せては、こう諭していたという。
「麻里奈、こういう男には騙されちゃいけないよ」
『週刊現代』(2016年2月20日号)では、梨元との出会いが「世の中の人間ってそんなに悪い奴ばかりじゃないな、優しいな、あったかいなと感じるようになった」と明かしている火野。梨元がわざわざ娘に写真を見せたのも、お互いを「戦友」と感じていたからに違いない。