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【視聴率苦戦】大河ドラマ『べらぼう』 芸人&声優の大量キャスティングで“ブランド崩壊”の危惧

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記事投稿日:2025.07.08 21:06 最終更新日:2025.07.08 21:25
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
【視聴率苦戦】大河ドラマ『べらぼう』 芸人&声優の大量キャスティングで“ブランド崩壊”の危惧

『べらぼう』主演の横浜流星

 

 横浜流星が主演を務めるNHKの大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』。7月13日に放送される第27回に、お笑い芸人コンビ・コロコロチキチキペッパーズのナダルが出演することが分かった。気になる役どころは一橋治済(生田斗真)を案内する表坊主。人気芸人の大河デビューに祝福の声も上がるなか、Xでは“ある指摘”の声があがっているーー。

 

《大河べらぼう、声優と芸人の起用が過去最大規模じゃないか?》

 

《お笑い芸人枠でもあるのか?》

 

《声優と芸人だらけの大河べらぼう》

 

 など、キャスティングへの違和感を指摘する声が出ている。こうした現状についてテレビ誌記者が語る。

 

 

「7月6日放送の第26回では、ピースの又吉直樹さんが『西郷どん』以来7年ぶりに大河出演を果たしましたが、この日はもう1人、くりぃむしちゅー上田晋也さんのモノマネで知られるピン芸人・ガリベンズ矢野さんも出ていました。

 

 さらに、6月29日の第25回にはものまね芸人・丸山礼さん、その1週前の6月22日の第24回には3時のヒロイン・福田麻貴さんが出演。その2週前の第22回には『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で注目されたひょうろくさんと、餅つき芸で知られるクールポコ。さんが同時に出演しています。

 

 ほかにも、2月23日放送の第8回にはサルゴリラの2人、第7回(2月16日)にはダチョウ倶楽部・肥後克広さん、そして第5回(2月2日)には吉本新喜劇の川畑泰史さんが出演するなど、もはや“芸人を出すこと自体が目的化しているのでは”との疑念すら浮かびます」

 

 同作には芸人に加え、声優陣も続々出演している。

 

「7月6日放送の第26回には『風の谷のナウシカ』のナウシカ役で知られる島本須美さんが登場。その前にも中井和哉さん、松田洋治さん、関智一さん、水樹奈々さんらが出演し、まさに芸人と声優のオンパレードなのです」(前出・テレビ誌記者)

 

“格”が重んじられるはずの大河で、俳優という“本職”以外のキャスティングがあまりに多いというわけだ。その背景を芸能プロ関係者はこう分析する。

 

「話題作りのためでしょうね。作品の時代背景や、主人公の世間的な知名度などを考えると視聴率が振るわないことは最初からわかっていたのでしょう。だからこそ、少しでも話題になるキャスティングをしようとしているんですよね。ただ、この“対策”がうまくいっているとは言えません。

 

 過去8作の大河ドラマの第26回までの平均視聴率を比較計算すると、『べらぼう』は昨年の『光る君へ』(10.97%)を下回る10.08%で、『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(2019年)の9.29%に次ぐワースト2位。『いだてん』は全47話平均で8.2%と大河史上最低を記録していますが、このままでは『べらぼう』が“汚名”を更新しかねない状況です」(芸能プロ関係者)

 

 とはいえ、ドラマ自体の評価が決して低いわけではない。

 

「だからこそ、下手に話題性を作ろうとせず、数字にも振り回されず、実直におもしろい映像づくりを続ければいいはずなのですが……。NHKとして“大河ドラマ”というブランドを今後どうしていくつもりなのか、問われますね」(前出・芸能プロ関係者)

 

“べらぼう”なキャスティングでどこまで支持を得られるのやら……。

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