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【オカルト雑誌】『月刊ムー』公式Xが「ビンタしたい」大激怒!名物編集長が個人で政治的投稿を連発

三上丈晴氏
《もうブロックしたので。あのアカウントにはビンタしたい思いです。媒体を名乗るなよ》
7月8日、オカルト雑誌『月刊ムー』(ワン・パブリッシング)の公式Xが、同誌の編集長・三上丈晴氏のXをブロックしたことを報告。ネット上で物議をかもしている。
「『ムー』といえば、超能力やUFO、都市伝説、古代文明、UMA、さらには陰謀論に至るまでを独自の切り口で取り上げる人気オカルト雑誌です。編集長の三上氏は、現在56歳。筑波大学卒業後、1991年に学習研究社(学研)に入社。入社半年で『月刊ムー』編集部配属となり、2005年から月刊ムーの5代目編集長をつとめる名物編集長として知られていました。
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2022年6月には、入社30年以上の現場経験を生かして『オカルト編集王 「月刊ムー」編集長のあやしい仕事術』(学研プラス)という自著を出版。『J-CASTニュース』のインタビューでは、陰謀論の見方について語るなかで、Qアノンやディープステートについて言及。《これはこれまでの陰謀論とは違うんですよ。特に政治的な闘争に使われていると、実害を伴うので非常に危険です》などと語っていました」(芸能記者)
あくまでオカルトはオカルト。現実の“政治的な闘争”とは距離をおいてきた三上氏だが、自身のXでは“とある政党”を熱心に応援しているようだ。
「参政党関連の投稿をひたすらリポストしているんですよ。三上氏が参政党を支持していることは誰の目にも明らかですね。その参政党は、20日に投票を控える参院選での躍進が見込まれる一方で、神谷宗幣代表による『戦後は連合国軍総司令部(GHQ)によって、日本は自虐史観に洗脳された』『メディアも特定の勢力に牛耳られている』といった“陰謀論”とも取れる発言が多いです。雑誌のテーマとして、陰謀論を扱うことも多いムーの編集部としては、編集長のポストや政治的思想が『ムーの総意』だと思われるのは心外だったということでしょう」(社会部記者)
冒頭のXのポストは、編集長を除く同誌編集部の声明ということだろう。現時点で270万回のインプレッションを記録している。コメント欄には、
《前から編集長の偏った政治や世論の見方に疑問だったので、ありがとうございます》
《深淵を覗き込みすぎて墜ちてしまったのか…》
《そりゃムーさんオウムの痛い経験があるから。個人として政治に関わるのなら構わないのですけど媒体としては政治には近づかずエンタメを目指してください》
など、公式の発表に共感する声が多くあがっている。
「ネット上では、『陰謀論にハマるのはムーを読んでないから』などと言われることもあるほど、同誌は、陰謀論と距離をおいたうえでオカルトを楽しむ雑誌として親しまれてきました。その編集長が、党派性丸出しの政治的なツイートを繰り返すことにがっかりする読者は多いでしょうね。エンタメとしてのオカルトとは、“嘘か本当か”というギリギリのところを楽しむという知的に高度な遊びだったはず。遊びが“ガチ”になってしまっては、興ざめですよね」
本誌は、ムー編集部に対し冒頭のツイートの意図について確認したが、7月9日時点で返答はない。