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江口洋介「期日前投票」呼びかけで“正しい読み方”議論が勃発…アナウンサーでも分かれる謎に総務省は“意外”な回答

江口洋介
7月20日に投開票が行われる参議院選挙。投票日まで4日となった16日、総務省の選挙啓発イメージキャラクターを務める俳優の江口洋介とモデルで俳優の生見愛瑠が「期日前投票」の活用を呼びかけるイベントに臨んだ。
イベント会場に設けられた模擬投票箱に用意された投票用紙と同じ紙を投じた江口は「すでに期日前投票を済ませました。今回は投票日が連休の中日ですが、いい社会にするためにぜひとも投票所に足を運んでほしいです」と投票を呼びかけ、生見も「自分の1票が少しでも世の中に届くと思うと早く行動に移そうと思います。私も周りの人に投票を呼びかけていきたいです」と語った。
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このニュースが報じられると、江口が「期日前投票」を「きじつ“ぜん”とうひょう」と発音したため、SNSなどで読み方の論議が起こった。
Xにも
《NHKのアナウンサーが「期日前投票」を「きじつまえとうひょう」と申しておったが》
《「きじつまえ」なのか「きじつぜん」なのかどっちが正解なんだか。アナウンサーでも分かれている》
とポストされていた。
「本来であれば選挙用語は厳密に表現しなければなりませんが、なぜ『まえ』と『ぜん』とふた通りの読み方になったのかは謎です。一説には『“まえ”の方が聞きやすく、視聴者にイメージしてもらえる』ということで多用されるようになったと聞いています」(民放ディレクター)
2015年12月8日、産経新聞は《片山善博総務相も「ちゃんとひらがなをふっているんだよ、期日前(きじつぜん)と…」と違和感を口にしている》と報じているが、果たして、どちらの読み方が正解なのか。総務省に聞いてみた。
「国会の答弁では『ぜん』を使っていますが、法律(の文面)に『ぜん』と“ふりがな”がふってあるわけではないんです。
そのため、どちらが正解かと聞かれましても(わからないです)。マスコミさんは『まえ』を使っていることが多いのではないでしょうか」
どうやら“二刀流”の読み方でいいようだ。
13日現在、期日前投票を済ませた人は約988万人、全有権者の9%にあたり、2022年選挙の同時期と比べ27%アップしているという。
一部地域を除き、投票日前日の19日まで期日前投票ができる。