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遠野なぎこさん 親族が正式な死去を発表「自死ではなく事故」を強調、理由公表で聞かれる“安堵”の声

遠野なぎこ(写真・本人Instagramより)
7月17日、女優の遠野なぎこさんが死去したことが分かった。享年45。遠野さんの親族が、ブログを同日に更新し、公表したという形だ。
「遠野さんについては、7月3日の夕方、自宅兼事務所に救急車やパトカー、消防車が集結していて、女性の遺体が見つかっていました。当時は、遠野さんとは連絡がついていない状態。その遺体は死後数日経過した“腐乱死体”だったといいます。その後、警視庁が遺体が遠野さん本人の可能性があるとみて、身元を調べていました」(芸能ジャーナリスト)
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その後、DNA鑑定をしているとみられていたが、一向に進捗が聞かれることがなく世間からは心配の声も上がっていた。一連の騒動から2週間が経った17日。正式な“死去”が発表されたというわけだ。
ブログには「訃報のお知らせ」と題した記事がアップされた。記事の冒頭、「このたび、遠野なぎこ(享年45歳)が永眠いたしましたことをご報告申し上げます」と報告。
さらに死因については
「故人の名誉のため、死因についてもご説明申し上げます。 現在、警察の見解によりますと、事故によるものであり、自死ではございません」
と強調していた。あまりに悲しい早すぎる死ーー。だがX上では“意外な安堵の声”が出ている。
《死因もわかって、少し納得しました》
《ご親族も自死じゃないこと、猫ちゃんのために感命に生きていたことは伝えたかったんだな》
安堵が広がる背景には、2つの理由があると芸能ジャーナリストは指摘する。
「ひとつは、騒動当時、遠野さんが飼っていた愛猫の愁くんの存在です。同ブログでは、愁くんが生きており、無事保護され現在は安心できる環境で元気に過ごしていることが報告されてました。また、これまでは本人が自死した可能性も残る中、『生きがいだった愛猫を残していなくなるわけない』と、その真相が気がかりだったファンの方が多くいましたからね」
また、今回の発表で遠野さんの“今後”についてもファンは安堵できたようだ。
「親族の方がしっかりと報告してくれたということは、きちんと葬儀をおこないお墓で眠ることができるというわけでしょう。もしこのまま公表されないままだと、自治体が運営する“無縁仏”のお墓に入る可能性もありました。
もちろん、ファンは遠野さんが亡くなったことにショックを受けたことに間違いはありません。ただ一方、ずっと安否が明らかになっていなかったことから、今回の発表できちんと安らかに眠ることができるようになったことが、分かったといえます。
ブログにも『故人は俳優業に真摯に向き合い、さまざまな困難と闘いながら、懸命に生き抜いてまいりました。その姿を、私たち親族一同、深く尊敬し、心から誇りに思っております』と綴られています。ひとりではなく、あたたかな最期となったことにみんなが胸をなでおろしているというわけです」(前出・芸能ジャーナリスト)
どうか安らかにお眠りください。