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【自宅で遺体発見】遠野なぎこさん死去 親族がつづった「死因」と公表が遅れた独立後の“孤軍奮闘”

遠野なぎこ(写真・本人Instagramより)
女優・遠野なぎこさんに関する衝撃的な報道から約2週間ーー。悲しい事実が判明した。
《故人は俳優業に真摯に向き合い、さまざまな困難と闘いながら、懸命に生き抜いてまいりました。その姿を、私たち親族一同、深く尊敬し、心から誇りに思っております》
7月17日、3週間ぶりに更新された遠野さんのブログにて、彼女の死去を親族が公表した。3日に、東京都豊島区にある遠野さんの自宅マンションから、身元不明の遺体が発見されていたが、遺体が遠野さんのものだということが判明したというわけだ。
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「7月3日の夕方、救急車や警察がやってきました。遠野さんは5、6年ぐらい前から住んでいたはずです。最初はペットが脱走したとか、ガス漏れじゃないかと噂していたんですが、出入りする人たちの人数や表情を見るに、そんな些細なトラブルではなさそうだと感じました」(近隣住民)
発見された遺体は腐乱が進んでいたという。
「死後、数日が経っており、身元の判別が難しかったようです。警察はDNA鑑定で身元の特定を進め、結果が出るには数日かかるといわれていました。しかし、遺体発見から2週間近く経っても結果は公表されず、遠野さんの安否は宙に浮いたままでした」(事件担当記者)
関係者やファンが不安を募らせるなか、親族は死因について事故だと明かしている。
《故人の名誉のため、死因についてもご説明申し上げます。現在、警察の見解によりますと、事故によるものであり、自死ではございません》
「遠野さんは15歳から摂食障害を患っており、消息不明になる直前の6月25日には、うつ病であることも公表。1日に何度も更新していたブログでは、精神的に不安定な一面ものぞかせており、遺体の身元や死因が明かされなかったことから、関係者の間では自死の可能性もささやかれていました。今回、それが否定されたというわけです」(芸能ジャーナリスト)
発表が遅れた理由について、前出の芸能ジャーナリストは彼女の“独立”が背景にあると続ける。
「遠野さんは2024年9月、所属していた事務所との契約を解除して、別の会社にマネジメント業務を委託しましたが、2025年2月には完全に独立することを選びました。通常であれば、事務所の関係者が親族とやり取りをしたうえで、安否を公表するのが手順です。ファンはもちろん、取引先にも説明する必要がありますから。
しかし、遠野さんの場合は仕事面で“孤軍奮闘”していたことに加え、親族の方とも疎遠になっていたことで、主導権を取って鑑定結果を発表するような人がいなかったのではないでしょうか。しかし、遠野さんが懸命に生きようとしていたことを。今回、親族が明かしています」
まずは、安らかに眠ってほしい。