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慶大卒の元アイドル「なんか嫌」参政党批判で集まる支持と批判 またも勃発“選挙特番にタレント呼ぶべき?”問題

参院選で大躍進した参政党の神谷宗幣代表(写真・梅基展央)
7月20日、第27回参議院議員選挙の選挙特番『選挙ONE』(東海テレビ)に、慶応大卒で元乃木坂46の山崎怜奈が、コメンテーターとして出演。参政党への痛烈批判を繰り出し、波紋が広がっている。
「山崎さんは、2024年夏の東京都知事選挙の際の特番『Mr.サンデー“七夕決戦”都知事選SP』でおこなわれた石丸伸二氏(現『再生の道』代表)との討論で、『前提のくだりがまったく正しくない』と厳しく指弾されたことで、知名度をアップさせました。以降は『政治を語れる元アイドル』として活躍しています。今回は、参院選で14議席を獲得し、大きく勢力を伸ばした参政党への批判的な言動が、話題を集めました」(芸能記者)
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今回、山崎が出演した『選挙ONE』では、参政党の神谷宗幣代表と中継をつなぎ、インタビューを実施。その後、意見を求められた山崎はこう語った。
「現状が不満で政治を変えたいから、右派ポピュリズムに投票するっていうのが普通に成立するようになってしまっている。でもいっぽうで、なにか具体的なものを詰められると、『いや、我々はここから始まるところなので』って、いう風に、ちょっと逃げのように聞こえるところがあります。
けど、国政選挙なので、参院選は6年間を担うわけですから。先ほど(神谷氏が)『たたかれたことによって後半、票が伸びた』っておっしゃいましたけど、それはいいわけではないかと。たしかにそういうところも一理あるのかもしれないけれども、なんか嫌ですよね。率直に心証が悪い」
山崎の持論には、大きな反響が寄せられた。「全面的に正しい」といった支持もあれば、「なんであんたが偉そうに」といった批判も少なくない。なかには、山崎の公式Xに《こんな政治知ったかぶり起用するなよ。》《もう情報番組出ないでもらいたい。》などと、心ない声も集まる事態となっている。
「政治や選挙をめぐるタレント発言は炎上しやすく、ヒートアップしがちです。最近でいえば、眞鍋かをりさんが2024年の都知事選のさなか、『野党は文句しか言っていない』と発言し、炎上しました。今回の山崎さんの発言もそうですが、特定の政党への嫌悪感を前面に出しすぎると、批判を集めてしまう印象です。結果として『政治の番組にタレントは必要か』という批判が、毎回のように噴出します。
政治に関する発言には、基本的に安定感が求められます。しかし、安定しすぎると、そのタレントを起用した意味がなくなります。実際、今回の参院選特番『zero選挙2025』(日本テレビ系)で、キャスターとして出演した櫻井翔さんは、発言機会が少なめで、“置き物状態”だという不満の声があがっていました。発言のバランスを取るというのは、難しい技術です」(芸能記者)
選挙特番の形も、次回以降、変わっていくのかもしれない。