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『はじめてのおつかい』感動集めるも一部で高まる“子どもを親と引き離して困らせる”企画への違和感

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記事投稿日:2025.07.29 20:40 最終更新日:2025.07.29 20:53
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
『はじめてのおつかい』感動集めるも一部で高まる“子どもを親と引き離して困らせる”企画への違和感

7月29日に放送される『はじめてのおつかい』(番組公式サイトより)

 

 7月29日放送の『DayDay.』(日本テレビ系)のなかで『はじめてのおつかい』の名シーンが流れたのだが、これが物議を醸している。

 

 毎年、冬と夏に放送している『はじめてのおつかい』。『DayDay.』では、この日の夜7時からの3時間スペシャルを前に、過去の『おつかい』のダイジェストが流された。

 

「放送35年めを迎えた『はじめてのおつかい』を支えてきたのが、カメラマンです。おつかいに出向く子どもたちに不審がられないよう、さまざまな職業になり替わって、一挙手一投足を撮影してきました。

 

 今回は特別に、番組のベテランカメラマン3人が集合。それぞれ選んだ“ベストおつかい”シーンがリプレイされました。いずれも2歳、3歳、4歳という幼い子どもたちの、手に汗握る奮闘ぶりが紹介されました」(芸能ジャーナリスト)

 

 

 座談会では、カメラマンが口をそろえて「一生懸命さが素晴らしい」「想像を超えてくる」と子どもたちの姿を絶賛していたように、X上でも《朝から泣いた》《3秒で涙》と感動する声が寄せられた。

 

 だが反対に、意外な意見も聞こえている。

 

《感動というより無理矢理送り出される子がかわいそうで泣ける》

 

《幼児がおつかいできた安全な日本は終わった》

 

 こうした批判的な声が増えている背景には、現代の社会状況があると放送作家が警鐘を鳴らす。

 

「この番組は長年、子どもがけなげにおつかいに向かう様子や、お店の人とのふれあいなどが感動を呼ぶ要素になっていました。

 

 しかし、いまではそれを“子どもを親と引き離して困らせる”企画とみる向きもあります。子どもが泣きそうになる姿を撮影し、大人がそれを感動ととらえて楽しむ、言い換えれば“幼児リアリティショー”ではないか、という指摘です。

 

 また、夏のロケなどでは、とくに都市部の場合、アスファルトの路面温度は非常に高くなりますから、体感的にはかなり過酷になります。安全対策面でも、この番組に疑問を持つ人が多いんです。

 

 もちろん番組では、保護者との打ち合わせでプランやルートを綿密に検討し、共同で現場を下見して、安全面を徹底チェックしているそうです。それでも、“もしも”の不安が拭いきれない、という声もあるのです」

 

 思わず子どもが泣いてしまうのは、決して“美談”とはいえないのだ。

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