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熊切あさ美は115度、ダーリンハニー吉川は100度…電車のリクライニング「文句を言われない角度」がわかった!

熊切あさ美と、ダーリンハニー・吉川正洋(写真・木村哲夫)
長距離列車を利用するときに必ず直面する「座席を倒したいけど、後ろの席の迷惑にならないか?」問題を検証。快適で他人に迷惑をかけない “最適解” が見えた!
■迷惑をかけない角度に鉄道各社モヤモヤ回答
帰省の時期になると毎年騒動になるのが、列車の「リクライニングシート」問題。今年も乗車率100%超えの車内で「座席を倒す、倒さない」をめぐり、トラブル発生は必至だ。快適で後ろの席の人にも迷惑をかけない「リクライニングの角度」はないものか。本誌は鉄道各社に取材を敢行。
だが……「車両の形式やグリーン車・普通車によって角度は異なりますが、詳細なリクライニングの角度については、お答えしておりません」(JR東海)、「お座りになられる方がご自身でお決めになることかと存じており、ベストな角度は想定していません」(小田急電鉄)、「ベストなリクライニング角度は想定しておりません。お客様の好みに応じて、自由に調整いただければと思います。なお、リクライニングを使用するときは、まわりの方へのご配慮をお願いします」(西武鉄道)とモヤモヤした回答ばかり。
「京王ライナー」でリクライニングシートを導入した京王電鉄だけが「角度設定の際には、設計時にサンプルを用い、日ごろからお客様と接する駅乗務員の意見を聞きながら繰り返し検討を重ね、最大16度可動するリクライニングといたしました」と “角度” を明言した。
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■ “鉄ちゃん” が知る「リクライニングの作法」
「私が思う最適角度は100度です」
こう断言したのは、お笑い界有数の鉄道マニアで知られるダーリンハニー・吉川正洋。そこへ「私は115度!」とすかさずかぶせてきたのは、乗り鉄にして伝説(レジェンド)グラドル・熊切あさ美。2人によると、 “鉄ちゃん” には、リクライニングの作法があるそうだ。
「ちょっと倒すぐらいが後ろに迷惑をかけず、自分の腰に合っていることに気づいたんです。
席を倒すときは、その場のムードで決めます。後ろの方がお弁当を食べていたら、話しかけられたくないと思うので軽く会釈をしてから倒して、寝ているときは声かけはしません。
近鉄『ひのとり』のバックシェルシートは、席を倒しても後ろの方に倒しすぎと感じさせない構造になっていてお気に入りです」(吉川)
「席を倒したままで長時間乗ってると腰が痛くなるというのは、私も吉川さんと同じ。試した結果、115度になりました。シートはクッションがちょっとやわらかいN700系『のぞみ』とE5系の『はやぶさ』が好みです。席を倒すときは、後ろを覗いて『すみません』と声をかければ、ダメと言われることはないですよ」(熊切)
どうやら、100〜115度が最適なようだ。
取材協力・新幹線資料館