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嵐・二宮和也の主演映画「見る人は注意して」リアルすぎる津波描写に、観客が注意喚起の “異常事態”

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記事投稿日:2025.09.03 16:45 最終更新日:2025.09.03 18:14
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
嵐・二宮和也の主演映画「見る人は注意して」リアルすぎる津波描写に、観客が注意喚起の “異常事態”

嵐の二宮和也

 

 二宮和也主演の映画8番出口』が、8月29日に公開された。原作はインディーゲームクリエイター・KOTAKE CREATE(コタケクリエイト)による人気ゲームソフトで、今年5月の第78回カンヌ国際映画祭『ミッドナイト・スクリーニング』部門にも出品された。

 

「ゲーム版は2023年のリリース直後から配信者による実況プレイを通じて話題を集め、ループする世界で “違和感を探す” という独特のルールがSNSで大きなブームとなりました。シンプルながらもじわじわと恐怖を煽るスタイルが注目を浴び、国内外で高い評価を得ていました。そうした背景を踏まえ、映像化への期待も公開前から高まっていたんです」(芸能記者、以下同)

 

 地下通路を歩きながら不自然さを見抜き、脱出口を目指すという独特のゲーム性を映画化した本作だが、劇中、特にショッキングなシーンがあるという。

 

 

「観客を驚かせたのは、地下通路へ大量の海水が押し寄せ、津波のように襲いかかる場面です。ゲームにも類似した演出はあるのですが、映画版では、“リアルすぎる” 映像表現で、災害を容易に想起させてしまう描写となっていました」

 

 すると、X上では、映画を見た観客が、これから見るであろうユーザーに向けて異例のメッセージを投稿。

 

《ネタバレとか言ってる場合じゃないガチのやつです 見る人は本当に注意してください これ警告無いの正直ありえないよ》

 

《津波シーンがただの波じゃなくてがれきの濁流を表現してるので配慮必須》

 

 などと呼びかけたのだ。これに対し、Xでは実際に《注意喚起ありがとうございます》という声もあり、警告の必要性を裏づけるかたちとなった。

 

 詳細について映画誌ライターはこう語る。

 

「ゲーム版の水の表現は抽象的で、違和感を楽しむ程度でした。しかし映画は大規模災害を疑似体験させるようなリアルさがあり、過去の震災を経験した方には強いショックとなる可能性もあります。

 

 一方、予告映像には当該シーンが含まれていなかったことから、観客自身が告知するという、珍しい事態に発展してしまいました」

 

 こうした反響を受け、9月1日には『8番出口』公式Xで、ようやく《津波など自然災害を想起させるシーンがございます》と、注意喚起をポストした。

 

「こうなるのであれば、多少の “ネタバレ” となっても、制作側が事前に注意を促す必要があったのではないでしょうか」(前出・映画誌ライター)

 

 津波は日本にとって特に敏感なテーマ。映画表現をめぐる “驚き” と “配慮” の線引きは、今後の映像作品にも影響を与えそうだ。

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