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「発信する気うせる」川口春奈 “シミあり”スッピン投稿後の“弱音吐露”に広がる共感

SNSで“スッピン”を見せた川口春奈
9月10日、女優の川口春奈がInstagramのストーリーズを更新。シミの目立つスッピン姿を公開し、その直後に“弱音”を吐いた投稿がネット上で話題となっている。
「鏡越しに撮影されたとみられる画像には、素肌と思しき川口さんの顔が写っていました。投稿には《思い通りにいかないことも》《まったく予想していなかった結末も》《たくさんの理不尽も全部まるごと受け止めて前に進むしかない》などの長文メッセージが添えられていましたね」
さらに約4時間後には、7月に亡くなった愛犬・アムちゃんの写真とともに新たな文章を公開。
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「川口さんは《とてつもない影響力を及ぼす職業だということは理解しつつも…なんにも発信する気が失せる》《シミがあろうがなかろうが…いろいろと言われて本当に大変なお仕事ですね》など、外見を指摘されることやSNS発信への疲れなど“弱音”を赤裸々に綴っていました」(芸能ジャーナリスト)
この率直な言葉に、Xでは多くの声が寄せられている。
《人間らしい悩みがあるって知れただけで心強い》
《本人はそんなつもりじゃないのにこちら側が勝手に…ってとこあるもんね》
《あーいう本音というか悩みというかストーリーにしてくれると、あ〜人なんやなぁて思うね》
この姿勢について、前出の芸能ジャーナリストはこう話す。
「シミ取り治療を受けた場合、一時的に逆に目立つことがあります。今回川口さんは“スッピン”を披露していますが、シミ治療の施術後の可能性もあります。しかし芸能人は説明しないと『加工なのか』『本当にシミがあるのか』と憶測を呼びやすいのが現実です。川口さんも、そうした立場に嫌気がさしてしまったのではないでしょうか」
また、SNSとの距離感に悩む背景を解説する。
「彼女の投稿には“本音を言いたい”と“批判が怖い”という二つの感情が混ざっているように見えます。じつは、2021年10月に投稿した自身のYouTube『疲労マックス…滝行の後お蕎麦食べに行った』の回での“食べ方”が今になって切り取られ物議を醸し、SNSで話題になったんです。4年前のことを掘り返され『食べ方が汚い』など意見を言われ、川口さんも傷ついたのかもしれません。今回の投稿は芸能人に限らず、多くの人がSNSで感じるストレスを代弁したため、一般ユーザーの間で共感が広がったのだと思います」(前出・芸能ジャーナリスト)
人間らしい一面をのぞかせた川口だが、女優としては着実にキャリアを重ねている。
「川口さんは2007年『ニコラ』(新潮社)のオーディションでグランプリを獲得しデビュー。2020年放送のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』では、沢尻エリカさんの降板により斎藤道三の娘・帰蝶役で、急遽出演することとなりました。短い撮影期間で初回放送を迎え、視聴者を驚かせました。2022年には、9人組アイドルグループ・Snow Manの目黒蓮さんと共演した『silent』(フジテレビ系)が大ヒットし、若い層から絶大な支持を集めました」(放送作家)
一方で、川口の仕事ぶりについてこう指摘する。
「演技力に不安の声は少ないものの、代表作が乏しいと指摘されることがあります。しかし、CM契約は25社にのぼり、『味の素』『はま寿司』『ENEOS』など大手企業が並びます。洗練されたルックスと率直な人柄で世間からの好感度は高く、今や“CM女王”の座を確立していますね」(前出・放送作家)
続けて川口の本音を語る投稿について、こう分析する。
「川口さんといえば、これまでもYouTubeを通じて普段の姿を発信するなど“素”を発信し続けてきました。そういう意味ではファンとの距離が比較的近い女優と言えるでしょう。その分、SNSで色々と指摘されることについて、ストレートに受け止めてしまいがちなのかもしれません。ただ、こうして弱音を吐いて、あえて“完璧な女優”というイメージを崩すことは親近感を与え、応援してくれる人を増やすことにもつながります。これからもSNSをうまく使って、自身のメンタルを保ってほしいですね」(前出・放送作家)
ファンとつながれる一方、批判を受ける媒体にもなり得るSNSは、芸能人にとって永遠の課題だろう。