エンタメ・アイドル
ビクビク痙攣した子熊の返り血が…松山ケンイチが公開した「クマ駆除動画」に賛否両論…二拠点生活でハンターとしても生きる理由とは

今年も死傷者を出すなど、甚大な被害をもたらしている野生のクマ。そのクマとの “対峙” を、俳優の松山ケンイチが余すところなく公開した。狩猟免許を持つ松山だが、9月14日、クマ駆除の様子をYouTubeで配信したのだ。生々しすぎるその様子が、賛否を巻き起こしている。
「松山さんは、動画公開の前日13日、自身のXを更新。《有害駆除で熊を捕獲しました》と動画の予告をしつつ、《暴力的な表現も含まれていますので視聴にはくれぐれもご注意ください》との注意喚起もおこなっていました。
【関連記事:松山ケンイチ、いまこそ「エンターテイメントの力を」】
『Hunter-なぜ駆除が必要なのか-』と題した映像は、1時間12分にも及んでいます。現地のかぼちゃ畑では、熊による深刻な食害が起きているようで、ハンターは『かぼちゃの葉っぱが茶色で、熊の頭も茶色なんです。同じ色をしているので、小熊はかぼちゃの葉っぱの下にいるから見えない』などと解説。
『熊は電気柵があっても、(柵の)なかに美味しいかぼちゃがあれば、下に穴を掘ってくぐり抜ける』などと言い、駆除や発見の難しさについて言及していました。
松山さんはこれに『でも知恵比べですよね。あっち(熊)は24時間食べること考えてるから。やっぱ、本当になんかこう追いつかないっていうか』とコメントしています。
物議をかもしたのはこうした会話の後、実際に駆除がおこなわれたシーンです。3歳とみられるコグマを発見した一行は、みごと銃で駆除に成功します。ただ、その様子があまりにも生々しかったのです」(芸能記者)
事前の話どおり、カボチャ畑でコグマを発見した一行。まず遠くから1発コグマにあてるも、即死には至らない。そのため、ハンターが近くに近寄り、ビクビクと痙攣するクマを確認後、至近距離で再度頭部を撃ち抜いた。それでも絶命に至らず、さらにもう一度発砲すると、返り血が飛び散り、カメラにも血がついた。
「その後も、クマの傷口が映ったり、死体の洗浄で赤い血がダラダラと流れたりと、ショッキングな映像が続きました。さらに、皮をはいだり、内臓を摘出する過程までしっかり記録されていました」(同)
X上には《この動画を見て、いろんな考えがあるとは思いますが、駆除の必要性を分かってほしいです。》《すんごく見応えのある動画》《有害鳥獣駆除のリスクが伝わるすごい動画。》などと肯定する意見がある一方、
《暴力的な表現?そう思われるなら 辞めて下さい。》
《松山ケンイチさんのYoutubeすごかったけど、グロ耐性なさすぎて最後まで見れなかった》
など、センシティブな内容に拒否反応をあらわにする意見も多数投稿されている。
2011年に女優の小雪と結婚した松山だが、現在は二拠点生活を送っている。
「松山さんは、コロナ禍の始まる前、2019年春ごろから東京と田舎の2拠点生活をスタート。東京で仕事があるときは単身赴任、田舎で家族と生活するときは農業に携わっているそうです。
ハンター免許を取得したのは2016年のこと。以降、害獣駆除をしていたといいます。今回の動画でも、ハンター人口が減少するなか、『(駆除は)やれる人がやらないと』とも語っていました。
動画冒頭で語られたように、地方で害獣による被害が相次いでいるなか、地域を守りたいという思いがあるのでしょう。有害駆除の様子を生生しく細部まで映したのも、駆除の実態をもっと知ってほしいという気持ちからだったのだと思います」(同)
年々、困難になってきている有害動物との共存。そこに一石を投じるきっかけになったのは間違いない。