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目黒蓮主演『SAKAMOTO DAYS』実写化 監督は福田雄一氏と発表も懸念される“内輪ノリ” おなじみキャストの予想でマンネリ化

ミラノ出発前の羽田でスタッフに囲まれる目黒蓮(2024年)
9月23日、9人組アイドルグループ・Snow Manの目黒蓮が『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の人気漫画『SAKAMOTO DAYS』の実写映画で主演を務めることが発表された。目黒は伝説の殺し屋・坂本太郎を演じ、監督は福田雄一が担当。この日、ティザービジュアルと特報映像も解禁された。公開は2026年のゴールデンウィークを予定している。
「原作は鈴木祐斗氏による同名漫画で、2020年11月より『週刊少年ジャンプ』で連載開始。単行本は現在23巻まで刊行され、デジタル版を含む全世界累計発行部数は1500万部を突破する大ヒット作となっています。
また、Netflixでのアニメ全世界配信では初週に860万回視聴を記録し、日本国内では1060万回以上を突破。グローバルランキング2位、5カ国で1位、67カ国でトップ10入りを果たすなど、国際的な人気を証明しています」(芸能ジャーナリスト)
メガホンを取る福田監督について、映画誌ライターは語る。
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「監督を務める福田さんは、これまで映画『銀魂』(2017年)、ドラマ『今日から俺は!』(2018年、日本テレビ系)などを手がけてきたコメディ演出の名手です。その一方で、ネット上ではキャスティングや作風への懸念の声も広がっていますね」
懸念される背景について、続けて解説する。
「福田監督の作品に多く出演してきた俳優陣は『福田組』と呼ばれ、その中でもムロツヨシさん、佐藤二朗さんはそれぞれ30作品近くに出演しています。さらに賀来賢人さん、橋本環奈さん、吉沢亮さんなど常連俳優も数多くいます。自由度の高いアドリブや寸劇風のやり取りはファンにとっての見どころですが、同時に“マンネリ化”や“内輪ネタ”と受け止められることも少なくありません」(前出・映画誌ライター)
実際X上では、
《内輪ノリの笑いで観客をおいてきぼりにするシーンがあるであろう…》
《どうせコメディ強めやろうな》
《同じ面々すぎておもんない》
など公開前から不安の声をあげる一部ファンもいる。前出の映画誌ライターは続けてこう語る。
「福田監督の演出は、キャスト同士の掛け合いの妙が魅力である一方、固定メンバーが続くことで新鮮味を欠くという指摘は根強いです。今回、目黒蓮さんが初めて福田組に参加することは、大きな注目点といえます。Snow Manのファン層だけでなく、若い観客層を呼び込む可能性もあるため、“新しい風”として受け入れられるのかが興行の鍵になるでしょう」
原作・アニメが築き上げた熱狂を、実写映画がどのように再現するのか。キャストの追加発表とともに、福田作品ならではの作風と新たな挑戦が注目される。