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二宮和也、特番『ミリオネア』MCに就任…TBS『ニノなのに』、日テレ『ニノさん』キー局 “制覇” で目指す「ポスト中居正広」の道

上映前の舞台あいさつを終えてホテルに戻る二宮和也
9月24日、二宮和也が、来春放送予定の特番『クイズ$ミリオネア』(フジテレビ系)の司会に抜擢されたことが報じられた。『ニノさん』(日本テレビ系)、『ニノなのに』(TBS系)と、各局で冠レギュラーを持つ二宮の新たな進撃が始まったようだ。
「偉大なる名司会者・みのもんたさんの『ファイナルアンサー?』、正解を言う前の “みのだめ” とも称される絶妙な沈黙でおなじみの番組が、13年ぶりに帰ってきます。もちろん賞金は1000万円。みのさんがスタジオで作り上げた雰囲気を、2代目の二宮さんがどう受け継ぐのか注目です」(芸能ジャーナリスト)
広報資料にも、《みのさんのような重厚な存在感とは一味違った、柔らかさと鋭さを併せ持つ“にの”が、どんな駆け引きを見せるのか》とあり、新『ミリオネア』への期待がうかがえる。
8月公開の主演映画『8番出口』も大ヒットするなど、俳優としての活躍も目覚ましい二宮。だが、その真骨頂はバラエティ番組のMCにあると話すのは、さる放送作家だ。
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「二宮さんには、押しつけがましかったり、自分から笑いを貪欲に取りに行ったり、芸人司会者が持ち合わせているような暑苦しさが、いっさいありません。MCという肩書きはついていますが、共演者と一緒になって楽しく遊ぶようなスタイルが、いまの時代にあっているのでしょう」
昨年10月にゴールデンに昇格した『ニノさん』でも、そこまで口数は多くない。むしろ、timelesz 菊池風磨のほうが、ほかの出演者に対して、仕切っているときもある。
「いわゆる “引き芸” と言うのでしょうか。その究極の形が、今年4月にスタートした『ニノなのに』です。タイトルどおり、MCは二宮さんであるにもかかわらず、実際に進行役を務めるのは、番宣でやってくるゲストだったりします。
一方、二宮さんはスタジオを飛び出して “おつかい” に行かされるなど、これまでのMC像とはまったく違う姿を見せてくれます。現在の冠番組は『ニノさん』『ニノなのに』の2本ですが、芸人MCに飽きた視聴者からの支持を背景に、これからさらに司会を務める機会が増えそうです」(前出・放送作家)
実際、フジは、麒麟・川島明とタッグを組んだレギュラーを立ち上げようとしていたという。
「2024年5月と11月、二宮さんと川島さんがダブルMCを務める『川島二宮のタミゴエ』という特番が放送されました。これはレギュラー化を前提としたものだったそうですが、その話が白紙になったとの報道もありました。
しかし、今回の『ミリオネア』特番で、フジとの関係は良好のまま継続しているとみていいでしょう。これが視聴率的に好評だったら、再レギュラー化もあり得ます」(同)
25日朝、二宮が自身の公式Xに《皆ーおはよー》と投稿すると、
《にのちゃん、おはよ〜ミリオネア、楽しみにしてるね》
《みのからにの最高 今から楽しみ〜》
などファンから歓喜の声が寄せられた。
「MCとしての活躍ぶりで言えば、“ポスト中居正広” と言えるでしょうね。ただ、二宮さんの一歩引いたスタンスや、家族を大切にするクリーンで落ち着いたイメージは、中居さんと真逆。まさにいまの時代に求められる活躍と言えるでしょう」(同)
ビッグになっても偉ぶらない親しみやすさを武器に、これからもテレビ界を席巻していきそうだ。