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新しい学校のリーダーズ、成人後も続く“制服姿ダンス”に親世代の複雑心境…世界的人気で求められる衣装の方向性

新しい学校のリーダーズSUZUKA(写真・梅基展央)
9月24日、4人組ダンスボーカルユニット・新しい学校のリーダーズのライブ動画がXに投稿され、思わぬかたちで議論を呼んでいる。
動画は全国ツアー『新しい学校はすゝむツアー』での一幕とみられる。今回のツアーは9月6日、千葉県の市川市文化会館大ホールを皮切りにスタートしている。
映像には、メンバーのSUZUKAが客席のなかで、スタンドマイクを手に歌う姿が映されていた。椅子に足をかけ、腰をくねらせながらパフォーマンスする場面では、スカートから脚があらわになり、観客の視線を集めていた。
「動画を見た一部の人からは、観客が握手をしようと手を差し伸べていたように見えましたが、“足を触ろうとしているのでは”と受け取った人もいたようです。衣装や演出の仕方が、観客によって違う意味に受け止められているのでしょう。新しい学校のリーダーズのメンバーはいずれも成人しており、最年長のMIZYUさんは26歳です。2017年のデビュー当初から一貫して“制服”姿で活動を続けています。しかし、今回は動画を通じて多くの人が目にしたためか、衣装に疑問の声があがっています」(レコード会社関係者)
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Xでは、現役学生や子育て中の親を中心に切実な声が寄せられている。
《現役中高生のこどもたちに対する偏見を生む》
《いつになったら学生服のまま際どいパフォーマンス、歌唱することをやめるのか》
《今まさに制服を着てる娘を育てている身としては、本当にしんどくて見てられない》
一方で、《こういうパフォーマンスはやるなら大人っぽいカッコいい衣装を着て欲しいです》と、衣装の方向性が変わることに期待する声も寄せられている。
「制服というコンセプトは、グループの大きな特徴であり、アイデンティティにもなっています。しかし、年齢を重ねた彼女たちが、なお制服を着続けることは、現役の中高生と重ねて見られてしまう可能性もあります。見る側の一部に抵抗を抱かせるのも事実でしょう。とくに、制服が性的な目線と結びつけられてしまう危険性を懸念する意見が強く出ています」(前出・レコード会社関係者)
芸能ジャーナリストは、今後の方向性についてこう指摘する。
「彼女たちはすでに、大人の世代です。制服でなくても、パフォーマンスの魅力は十分に伝えられると思われます。むしろ、新しい衣装で新しい表現を見せることは、グループの次のステップとして自然な進化であり、今回の議論は、その転換点が迫っていることを示しているのではないでしょうか」
新しい学校のリーダーズは2017年に『Dokubana』でデビュー。所属事務所はアソビシステム、TWIN PLANET、テレビ朝日ミュージックの合同マネジメントだ。海外では『ATARASHII GAKKO!』名義で活動している。
「2020年の楽曲『オトナブルー』のダンスが2023年、TikTokで話題になりました。同年6月には動画再生回数が25億を突破し、大流行しました。2024年には『AG! Calling WORLD TOUR Part.1』で、ヨーロッパとアジア13都市をめぐるツアーを成功させています。しかし、世界的な人気を獲得するにつれ、その表現方法に問いを突きつけられることになったようです」(同前)
活動の方向性をめぐって、注目が集まりそうだ。