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スティング、東京駅の雑踏で「オーラゼロ」姿をキャッチ!「新幹線が大好き」親日家レジェンドアーティストの素顔とは

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記事投稿日:2025.09.27 06:00 最終更新日:2025.09.27 07:32
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
スティング、東京駅の雑踏で「オーラゼロ」姿をキャッチ!「新幹線が大好き」親日家レジェンドアーティストの素顔とは

レジェンドミュージシャンのスティング(写真・DPA/共同通信イメージズ)

 

 2025年、過去最速のペースで増加するインバウンド。キャリケースを片手に、物珍しそうに街中を歩く外国人グループの姿は、ありふれた光景になりつつある。

 

 9月16日、本誌は東京駅構内で大きなバッグを抱え、のんびり歩く “イングリッシュマン” を発見。行きかう人々は、当然、“オーラゼロ” のこの男が伝説的なミュージシャン・Sting(スティング)であることに気づくはずもないーー。

 

「9月12日から、2年半ぶりとなる日本ツアーのために来日していたんですよ。全国5都市6公演の予定です。この日は東京から名古屋に向かう途中だったようです。気がついたファンには気さくにサインや握手をしていましたよ」(居合わせたファン)

 

 

 スティングは、1977年にバンド「ポリス」を結成し、ボーカルとベースを担当。トータルセールスは7500万枚以上の大成功をおさめている。

 

「1983年にバンドが活動休止をすると、ソロアーティストとして活躍。『Shape of My Heart』『Fields of Gold』など、数々の名曲を発表しました。ソロ、バンドで合わせてグラミー賞の受賞回数は17回。まさに音楽史に残るレジェンドですよ。

 

 なによりすごいのは、今年の10月で74歳を迎えるのに、世界中で精力的にステージに立っていることです。総資産は300億円超と言われており、豪華な引退生活を送れるはずですが、やはり根っからのアーティストなんでしょう」(音楽誌ライター)

 

 それほどリッチなら、日本でも専用車はもちろん、ファーストクラスの飛行機で飛び回る優雅な旅も可能なはず。いったいなぜ、東京駅構内の雑踏を歩いていたのか。

 

「まず彼は、大の親日家で日本通なんですよ。ツアーで地方をめぐる際は、それぞれ行きつけのラーメン店を一人で訪れるのが定番なんです。

 

 日本のファンは歌を深く聴いてくれるから特別なんだそうで、自分の足で歩いてファンから声をかけられるのが嬉しいんじゃないですか。ちなみに、広島では2年前に来たときから『おりづるタワー』に登って、20分間瞑想するのがルーティン。平和主義者の彼らしい過ごし方ですよね。

 

 もっと言うと、彼は新幹線が大好きなんです。窓際から静かに流れる風景を見るのが楽しみだそうで、『車窓を見ているだけで飽きない、じつに美しい国だ』と話していたこともあります。過去のインタビューでは『乗ると12歳の少年に戻ってしまう。富士山の横を通ると感謝の気持ちになる』とも語っています」(同)

 

 スティングは、スターらしい派手な行動を嫌うと語るのは、ポリス時代から何度も取材した経験のある元『ミュージック・ライフ』編集長で音楽評論家の東郷かおる子氏だ。

 

「いい意味で、すごく普通の人なんです。ある日、退屈だったからなのか、ポリスのほかのメンバーが取材現場から勝手にいなくなってしまったことがあるんです。でも、彼だけは現場に残って『ごめん』って謝るんですよ。元教師だったこともあって、知的な人でもありますね。

 

 すでに爆発的な人気が出ていたころ、私が『人気者はおいしい思いができる一方で、いろいろな人が寄ってきて、面倒ごとにも巻き込まれるでしょう』と尋ねたら、『僕はそういうことに巻き込まれないようにしている。それが、いちばん気をつけていることだ』と語っていたのが印象的です」

 

“特別扱い” が嫌いなスターだが、日本ではハメを外すこともあるようだ。大手広告代理店関係者がこう明かす。

 

「ツアーの中日に、突然ゴルフをしたいと言い出すので、あわてて手配したり、『のどが痛い』『声が出ない』と訴えてステージを中止にしたのに、北海道で温泉に浸かっているのをすっぱ抜かれたり、自由気ままな行動に振り回されていますよ。

 

 ただ、彼にはどこか憎めない愛嬌があるんですよね。今回の東京公演では帝国ホテルに泊まり、朝は皇居のランニングをしていたようです。いまのところ、おとなしい健康的な生活ですね(笑)。

 

 大ヒット曲『Englishman in New York』は異国に滞在するなかで感じる『僕はエイリアンだ』という孤独感を歌った名作ですが、すくなくとも彼にとってトーキョーは、孤独どころかパラダイスではないでしょうか」

 

 日本を楽しんでくれるなら、なによりだ。

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