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ママになったら再結成も…Perfume、広島のローカルアイドルから成り上がって “コールドスリープ” 選択したわけ

Perfumeの3人
2025年12月31日をもって「コールドスリープ(活動休止)」することを宣言したPerfume。地下アイドル時代から一躍時代の寵児となった、かしゆか、あ〜ちゃん、のっちの3人に何があったのか。音楽誌ライターは彼女たちの足跡をこう振り返る。
「2000年、テレビ新広島のアクターズスクールで結成されました。当時まだ3人は小学生ですよ。今のメンバーでかたまったのは2001年のこと。それ以来、ブレイクまでずっと広島ローカルの “地下アイドル” として活動していました。2003年に上京しますが、下積み生活は続き、2006年に中田ヤスタカ氏が楽曲を担当するようになり、ようやくブレイクしました」
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以来、テクノポップのアイドルとして一世を風靡し、日本はもちろん、世界的な人気を獲得したのは知られた話だ。
「もちろん、ブレイク直後の目新しさはなくなりましたが、2024年には10度めのツアーを開催するなど、しっかりとファンを獲得し、人気が定着していた印象です。アーティストとして、このタイミングで活動を休止する理由はよくわかりませんね」(前出・音楽誌ライター)
“コールドスリープ” について、3人は《長く人生を共にしていくなら、より良くかっこいいPerfumeでまた新しい挑戦へ進むため、一つの区切りを持とうということになりました》と声明を発表。また、あ〜ちゃんは「私たちの人生を優先して、幸せを願ってくれた人が近くにいてくれた」と周囲からの提案だったことを明かしている。
アイドルやアーティスト活動の休止は多々あれど、その原因はメンバーの不和や体調不良など、ネガティブな理由であることが少なくないがーー。
「前向きな決断であることは間違いないですよ」と語るのは、Perfumeに近しい音楽業界関係者だ。
「幼馴染の3人は、いまでも良好な関係で、不和ということはありません。むしろ “仲がよすぎる” からこそ、コールドスリープを選んだという形ですね」
活動休止については、実は以前から話し合われていたという。
「そもそもまとまった休みだって少なくて、プライベートな時間がほぼなかったんです。それに、3人とも真面目な性格なので、オフの時間があっても、どうしても “Perfumeのメンバー” として暮らしてしまう。本当の意味でのプライベートは二の次、三の次になってしまうんです。長い人生を考えたとき、本当にこの状態がいいのかどうか、ずっと話し合いはあったんですよね」
そのなかで生まれた結論が、活動休止だったというわけだ。
「3人がアイドル業のことをいっさい忘れて、自分のために時間をたっぷり取ろうという話ですよ。たとえば、あ〜ちゃんは海外留学を考えていたり、かしゆかさんは趣味のダイビング、のっちさんはゲームを極めたいとか。個々の芸能活動をいっさいやらないわけでもないので、気が向けばバラエティ番組やYouTubeへの出演などはあるのではないでしょうか。
そして、なにより結婚や出産ですよね。36歳ですから、3人ともやはり真剣に考えているようです。活動休止中ですから、いい出会いに恵まれれば、誰に気を遣うわけでもなく結婚できます。ブレイク当初はかしゆかさんが『実は決めてるんです。26とか27歳で、みんな結婚しようって。それも結婚式を3日連続であげるんです』と夢を語っていましたが、“みんなで結婚しよう” という思いは変わらないんですよ。“婚活休養” と言えるかもしれませんね」(前出・関係者)
この様子であれば、当然、活動再開も約束されている。
「9月23日の東京ドームでのラストライブ後も、『ママになったら再結成しよう』なんて軽口も出ていたそうです。Perfumeとしてだけでなく、一人の女性としてみんな幸せになろうという誓いですね。ライフステージが変化したうえで再結成すれば、ファンも大喜びでしょう。また別の魅力も増すに違いありません」(同)
何年経とうと、ファンは “その日” を待ち続けるに違いない。