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八嶋智人がなかなか守れない「段田安則」からのアドバイス
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.03.24 16:00 最終更新日:2018.03.24 16:00
俳優の八嶋智人が、3月12日放送の『オー!!マイ神様!!』(TBS系)に出演し、名バイプレーヤーの段田安則について語っていた。
そもそも八嶋が俳優を目指すきっかけを作ったのが段田だという。
「僕は『夢の遊眠社』(段田が所属した劇団)を中学生のころから観に行っていた。野田秀樹さんだったり上杉祥三さんが主役をやってて。段田さんは、演劇のことが全然わからない僕でも『この人なんとなくスゴイいな』と思ったんです。声もいいし、動きもスゴイ。(それで)憧れて。芝居のきっかけを作ってくださった方」
段田は舞台を中心に活躍し、ドラマなど映像の世界に進出。『聖者の行進』(TBS系、1998年)では、知的障害者を雇い入れる社長を演じた。表向きは地元の名士と信頼されているが、実は悪人という難しい役を見事にこなし、話題となった。
八嶋は、当時の段田にまつわる裏話を紹介する。
「ドラマの内容が過激だったというのもあるんですが、反響がありすぎて。普通はTBSに文句を言うじゃないですか。でも、調べたのか段田さんの事務所に『ふざけるな!』っていう(クレームが)。役者冥利に尽きるってことなんでしょうけど」
八嶋が「究極の受け芝居」と評する段田の演技。かつては森光子などの大物女優から、直接相手役の指名がかかるほど。そんな段田は、八嶋が舞台で初共演したときにこんなアドバイスをくれたという。
「僕が(台本の)自分のセリフをマークとかするじゃないですか。それを段田さんがふっと見て、『マークするんや?』って言われて。『自分のセリフを発動するきっかけは全部相手のセリフにある。それをちゃんとわかりさえすれば、自分のセリフは出てくるよ』と」
これを機に「俺もマーキングしないぞ!」と決意した八嶋だったが、出演者に「もうしてないんですか?」と質問されると。
「だけど大変なときあるじゃないですか。大勢出てきてどれが自分のかなっていう。でも、いつも段田さんに見られてる気がするから、ちっちゃいマークは付けます」
憧れの先輩を越えるには、まだまだ時間がかかりそうだ。