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『芸能人格付けチェック』プロと中学生の演奏比較「混合アンサンブル」に「コンプセプトからして失礼」批判殺到

MCを務めた浜田雅功
9月27日、バラエティ番組『芸能人格付けチェック 秋の3時間半スペシャル』(テレビ朝日系)が放送。恒例の人気特番だが、そこでおこなわれたある企画が物議を醸している。
「1999年にスタートした同番組では一流芸能人たちが集まり、さまざまな“正解して当たり前”のクイズ形式のチェックを受け、間違えるごとに一流から降格していくというチーム対抗戦がおこなわれます。今回は、俳優の竹中直人さんや藤原紀香さんら豪華タレント陣が集まり、クイズに奮闘しました」(テレビ局関係者)
今回は6つのチェックがおこなわれた。タレントらはチェック1でシャンパンを飲み比べ、チェック2でストリートダンス・ブレイキンのプロとアマチュアの演技を比較した。問題となったのは、チェック3の「混合アンサンブル」だ。
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「混合アンサンブルでは、国内外の名門大学を卒業している一流プロ奏者を集めたグループと、中学生の全国の腕自慢が集まったグループの演奏を比較。その演奏に合わせて、歌手のMayJさんが『Let It Go ありのままで』を歌唱し、“どちらが一流なのか”を当てるという内容をオンエアしました。そんな中、クイズに挑戦したタレント達は次々と中学生の演奏を選び、“不正解”を連発。スタジオには笑いが巻き起こりました」(前出・テレビ局関係者)
しかし、一部の視聴者はその様子に不快感を覚えたようだ。X上では、
《プロに劣るものとして用意された中学生達に対してコンセプトからして失礼》
《ただの中学生じゃない、音楽界の将来のトップミュージシャンでしょ、これを不正解と笑うの失礼だよ》
《もう少し中学生ねぎらってあげてほしかった...》
といった声がでている。オンエアの中では出演者によって中学生の演奏を非難するコメントも出ており、批判が集まってしまったのだ。
「スタジオで待機するタレント陣に正解が発表され、不正解を選んでいることが明かされるとスタジオは悲鳴に包まれました。さらに、藤原紀香さんとともにペアを組んだ俳優の生瀬勝久さんも悶絶し、《ちゃんと聞けばわかるでしょう》などと声を荒げました。展開としては面白いのかもしれませんが、真剣に演奏している中学生たちがかわいそうだと感じた視聴者がかなりいたようです。
もちろん、番組の企画上正解と不正解を決めなければいけないわけですが、中学生の演奏がいかに素晴らしいものか、という点についてはもっとフォローがあってもよかったのかもしれません」(前出・テレビ局関係者)
番組では“不正解”となった中学生の音楽も、人の心を動かす点で“正解”だったのは間違いない。