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さんまも関根勤も極楽とんぼも…芸人は「前説」で育つ!
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.05.20 11:00 最終更新日:2018.05.20 11:00
「前説をするとアドリブ力が身につきます」と、放送作家としても活動する芸人・さくらんぼブービーの木村圭太は語る。
「『電波少年』の前説をしていたことがありますが、前説はコントのネタとは違い、練習でなんとかなるものではありません。その場に応じたしゃべりや尺に合わせた柔軟な対応ができるかも問われる。
人気芸人は前説や営業のなかで、基本的なトークのスキルを磨いているから、客入れ番組でも崩れることなく笑いがとれるのではないでしょうか。現在活躍しているコント師では、とくにアンジャッシュの前説がうまかったと言われています」
月亭方正やココリコが『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』の、三四郎が内村光良の『世界の果てまでイッテQ!』の前説出身であることからもわかるが、所属が同じ事務所の後輩を育てる意味で起用する例も少なくない。人気番組の前説芸人がネクストスターになる可能性は高いのだ。
【人気芸人の前説経歴一覧】
■1970年代
・明石家さんま『笑福亭仁鶴の爆笑三段跳び』(読売テレビ)
・小堺一機『NTV紅白歌のベストテン』(日本テレビ系)
・関根勤『ヤングタウンTOKYO 桂三枝の大放送』(TBSラジオ)
■1980年代
・石塚英彦(ホンジャマカ)『世界ふしぎ発見!』(TBS系)
・木村祐一『4時ですよ〜だ』(毎日放送)
・月亭方正『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)
■1990年代
・極楽とんぼ『新伍&紳助のあぶない話』(フジテレビ系)
・ダウンタウン『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)
・名倉潤(ネプチューン)『東京フレンドパーク』(TBS系)
・おぎやはぎ『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ系)
・ココリコ『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)
・バナナマン『出てこい!! ムーチャス』(日本テレビ系)
・品川庄司『イナズマ!ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)
■2000年代以降
・タカアンドトシ『クイズ!ヘキサゴン』(フジテレビ系)
・ザ・たっち『さまぁ〜ず×さまぁ〜ず』(テレビ朝日系)
・浜ロン『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)
・三四郎『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)
・トレンディエンジェル『さんまのまんま』(フジテレビ系)
(FLASH DIAMOND 2018年4月15日増刊号)