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元財務官僚の高橋洋一「官僚の方が偉いから大臣を呼び捨てに」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.05.21 16:00 最終更新日:2018.05.21 16:00
元財務官僚で作家の高橋洋一が、5月15日放送の『雨上がりの「Aさんの話」〜事情通に聞きました!〜』(ABCテレビ)に出演した。
番組では、いわゆる「官僚」と呼ばれる国家公務員・総合職について特集。勤務時間は9時30分から17時45分までが基本だというが、高橋は「あってないようなもの。時期にもよりますね」と発言する。
高橋によると、忙しい時期とは国会中や新たな法案を作るときで、「忙しくて夜中まで仕事するときもある」という。主な仕事は、国会対応と法案作成がメインだ。
国会対応では、官僚が、議員からの質問に対する大臣の答弁書を作成する。質問は事前に提出される決まりだが、高橋は「質問が遅く来たとき、質問が大量にあるときは、仕方なく泊まり込みっていうときもありますね」と解説する。
しかし、ここでスタッフから自身の体験を聞かれると「私は待機しないで家に帰ってました。答弁ってそんなに作るの難しくないですからね。だいたいふわっと、もっともらしい答えを書くってだけなので。いろんなパターンを作っていました」と振り返る。
さらに「(答弁書は)中身がないんですよね。水みたいなもので、『それはとにかく』『一般論としては』と言いながら答えればいいんですよ」と吐き捨てた。
続いて国会中継などでよく見かける、官僚が大臣にささやきかける光景についてこう説明する。
「想定問答に書いていないことで、大臣がそのまま答弁できることをささやいています。(大臣たちは)まったくそのまま言います。答弁書に書いてあるものはそのまま答弁するし、ささやいた内容はそのまましゃべる。
いわば、大臣はアナウンサーで官僚が作家ですから。(本人が理解しているかどうかは)アナウンサーが中身をわからずにしゃべれるのと同じレベルですけどね(笑)」
番組で、官僚は大臣を通常「くん」付けで呼ぶ習わしだが、「実際は呼び捨てだけどね。官僚の方が偉いから」と明かしていた高橋。政治家は官僚からずいぶん下に見られているようだ。