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椎名桔平が語った「『アウトレイジ』初顔合わせは緊張のエビチリ」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.07.18 20:00 最終更新日:2018.07.18 20:00
俳優の椎名桔平が、7月10日放送の『チマタの噺』(テレビ東京)に出演し、映画『アウトレイジ』(2010年・北野武監督)の舞台裏について語った。
『アウトレイジ』で、メインキャストであるヤクザの若頭を演じた椎名。
キャスティングにあたり、自らたけしに売り込みをしたわけではないらしく、「昔、『GONIN』って映画があったんですけど、そのときに(たけしと)日活の食堂で『よろしくお願いします』って挨拶をしたことはあるんです。でも、そんなの20年とか前なので。20年ぐらいたったら思い出してくれるんですかね?」と不思議がる。
「(映画で魅力を)引き出してもらったなっていう感じでした」と言う椎名は、「たけしさんは物静かでシャイなタイプの方じゃないですか。自分からああだこうだおっしゃらない人なので」と振り返る。
さらに「テストをしないタイプの監督さん。一発撮りみたいなことが普通だったので、やっぱり俳優陣は緊張しましたね。間違えちゃいけないってのもあるし、かと言って(無難な)“置きに行く” 芝居をやってもしょうがないって思うし。だからすごい緊張感は持ってました」と続けた。
椎名によると、北野組の緊張感はメンバーが初めて顔を合わせたときから漂っていたという。
「たけしさんは(撮影に)入る前に主要キャストと食事会を開いてくれて。北村総一朗さんとか三浦友和さんとか。たけしさんがいらっしゃって15分くらい一言もしゃべらないんですよ」
監督であるたけしが一向に話し出さないため、周りの俳優たちも無言のまま。ちなみに椎名の隣は、三浦と加瀬亮だった。
「最初のお皿が出てくる。エビチリでしたかね? みんな手をつけない。出てきたものはいただかないと、って僕が最初に手を付けて、エビを噛んで。緊張してる場なのでもう味なんかわからない。
それで加瀬くんに『おい加瀬。エビうまいぞ』って言って。(彼も)『あっ、エビうまいんですか』って食って。そのへんからちょっとみなさんも箸を持つような感じになった」
どうやら後輩の加瀬に救われた形の椎名だったようだ。