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卒業文集に「吉本に入りたい」と書いた「友近」お笑いまでの遠回り
芸人の友近が、8月31日放送の『アナザースカイ』(日本テレビ系)に出演した。
番組で友近は「姉ちゃんが変なことが大好きで。曲を流したらそれに合わせて(2人で)しゃべったり、踊ったりとか。それが当たり前の環境だった」と自らの笑いの原点について語る。
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続いて友近が、過去にテレビで披露したネタの映像を紹介。これに関し「ただただ『パワー・オブ・ラブ』(の音楽)に合わせてお好み焼きを焼くっていう、自分の中で気に入ってるネタなんです。あれは家でやっていたことをテレビでやっただけ。くだらないことを家で姉とやっていたのがネタとして活きてきたんだなと思います」と説明した。
さらにこう振り返る。
「(人を)笑わせるのが好きで、モノマネしたりパフォーマンスしたりっていうのは中学・高校のときからやっていた。卒業文集にも『吉本に入りたい』って書いてましたね」
意外にも、友近が吉本のお笑い養成所に入ったのは26歳のときだという。
「遅いデビューですよね。みんな10代とか20代前半とかで(入ってくる)。芸人の道に進みたかったんですけど、その術というか、どうやってなったらいいかがわからなかった。特に愛媛にはそういう情報がなかった」
大学卒業後は仲居として就職し、その後、地元のテレビ局のレポーターなどを務めた。愛媛では知名度があったものの、本人には葛藤があったらしい。
「月〜金の帯で毎日のように出させていただいていた。情報レポーターをしながらネタをどう表現していったらいいんだろうとか。
自分っていう存在を愛媛の人に知ってもらっているのに、本来の自分がやりたい面白いことが発揮できてなくて『こんなもので終わったら嫌だな』と。
(それで)きっぱり辞めて、一から大阪に行ってお笑いの勉強をしようと思った」
番組では、養成所に入るにあたり、「不安というより、ネタを作っていたので『これを早く披露して誰かに評価してもらいたい』って思いの方が強かった」と明かしていた友近。
かつて仲居や地方アナウンサーのネタも披露していることから、彼女の回り道が決して無駄ではなかったことがわかる。